REGULAR【連載】

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 モーターホーム紹介の第2弾です。まずはフェラーリのモーターホームをご紹介しましょう。

 

 フェラーリは向かって左がチーム用、そして右側がメディア用で、後者はフィリップモリスのモーターホームという扱いで特別に他チームよりも広い面積を与えられています。基本形はどちらも同じで、両脇と背面にトレーラーユニットを使い、その間をパネルでつなぐことで広々とした3階建てのモーターホームとしています。ただし、外観は微妙に異なっています。

 

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 こちらがチーム用。1階がゲスト用、2階がチームスタッフ用のエリアで、3階はゲスト用のルーフテラス。1階にはマーケティング部門のオフィスがあり、2階には各ドライバーやチーム代表らの個室があります。屋内の奥にも階段がありますが、左側の階段で外から直接2階・3階にアクセスすることも可能です。

 

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 こちらがメディア用。1階がメディアのホスピタリティや会見などに使われるエリアで。広報部門のオフィスもあり。朝やお昼にはメディア向けに食事も提供されています。

 

 2階・3階はゲスト用。チーム用とは異なるインテリアコンセプトですが、どちらもイタリアらしいモダンリビングになっています。フィリップモリスによる運営なので、今やF1界では珍しい“喫煙可能”のモーターホームです(ここ以外でOKなのはザウバーだけ)。

 

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 メディアユニットの屋内。イタリアのSKY放送とタイアップしていろんな映像や情報が集約されるマルチメディアセンターになっています。大型のディスプレイやタッチパネルなどでいろんな映像や記事などを見ることができます。

 

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 テーブルとイスはピッカピカのカーボン。カッコイイです。テーブルの上のiPadでもいろんな情報を見ることができます。

 

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 こちらは朝ごはんの様子。以前はイタリアの典型的な朝ごはん(シリアルとハムと甘いパンくらいのシンプルなもの)でしたが、最近は温かい卵料理とベーコンを加えて英国式の朝食が用意されるようになってきました。ヨーグルトやフルーツも充実しています。

 

 スペインGPの週末はお昼に食べに行く機会がなかったのですが、お昼はもっと豪勢な料理が提供されて賑わいます。もちろん美味しいイタリアンです。

 

 

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 こちらはロータスのモーターホーム。

 

 2009年までトヨタが使っていたものをそのまま引き継いだものです。外観を黒く塗っただけで、明るい木目調の内装は完全に当時のまま。パナソニックの大型テレビなどもそのままです。中に入ると今でも少し懐かしい感じがします。

 

 元は2002年から使われているものですから、今のF1界の中では最も古いモーターホームの部類に入りますが、それでもあまり古さを感じさせないのは、元々のデザインが優れていたからでしょう。

 

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 向かって左側がチームスタッフ用で、2階建てのトレーラー部分にはドライバーの部屋やチーム代表の部屋、ミーティングルームなどがあります。

 

 向かって右側がゲスト&メディア用で、トレーラー部分にはドライバーの個室や広報部門・マーケティング部門の部屋があります。

 

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 イギリスのチームですが、フラビオ・ブリアトーレがいた時代からの名残でケータリングチームは今もイタリア人集団で、食事も美味しいイタリアンが提供されています。ライコネンのアイスとして有名になった『MAGNUM』は、ライコネンがいなくなった今年も引き続きモーターホーム内でアイスクリームを提供してくれています。

 

 

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 マクラーレンのモーターホームは『ブランドセンター』と呼ばれています。スポンサー各社のゲストたちが交流してさらに世界が広がるように、という願いを込めてこの名称が冠せられています。

 

 ファクトリーと同じようにとても近未来的でアーティスティックなデザインですが、左右両端はトレーラーユニットを利用しており、ここに各ドライバーや首脳陣の個室、広報部門・マーケティング部門のオフィスが入っています。

 

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 内部は3階建てで、中央部分には巨大な吹き抜けがあって、開放感もあり。外から見ると全面鏡面仕上げのような外壁ですが、中から見ると外が普通に透けて見えるマジックミラー。

 

 1階はチームスタッフもゲストもメディアも混じって利用し、2階はチーム関係者、3階はゲスト用となっています。小さな囲み取材は1階で、土曜日の午後にやるような会見形式の場合は3階のスペースを利用します。

 

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 ケータリングは関連企業『アブソリュート・テイスト』社が担当していて、ビュッフェ形式で“健康的な”食事を提供してくれます。味も薄めだし温かい料理もないし、ちょっと物足りない感じはしますが、軽く食べたい時はちょうど良い感じ。もちろん、ゲスト用にはアラカルトのもっと本格的な食事も提供されていますし、イギリスは朝食を重視する国ですから朝食は温かい食事も満載のしっかりとしたブリティッシュブレックファストが用意されているようです(チームスタッフのみにしか提供されていないので、チラ見した程度ですが)。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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