【アプレゲールですいません。】あのガルフエアでやってきたバーレーンGP
バーレーンにやって来ました。なんだかんだ言ったってバーレーンというのはマイナーな国。そんなところに年に2回も、それも2月のテスト以来たったの1カ月後にまた来ることになるとは。なんだか不思議な気分です。
まぁ、バーレーンという国自体にはそれほど嫌な感じはしていないんです。2月のテストの時にあった4日間のオフで、これまでグランプリ期間中にはあまり出歩くことのなかった街中をプラプラしてみたり、地元のごはん屋さんに行ってみたりして、意外と悪くないなぁと感じたんです。
が、面倒くさいのが移動です。バーレーンに飛んでいる飛行機というのが圧倒的に少ないんです。
ましてや今回は日本からではなくマレーシアから直接行かなければなりませんでしたから、余計にややこしい。我々取材班はバンコクを経由地にして、マレーシアGPの後の3日間はバンコクで過ごし、水曜日の夜にバーレーンへ飛ぶことにしました。バンコクとバーレーンを結ぶとなると、もう中東系の航空会社しかありません。エミレーツか、エティハドか、カタールか。いずれにしてもどこかを経由して最後に1時間ほどのフライトでバーレーンに入るかたちになります。
その時間のロスもイヤだったし、せっかくバーレーンGPに行くのだから、ということで今回我々が選んだのは、あのガルフエア。バーレーンGPのタイトルスポンサーにもなっている、バーレーンの国営航空会社です。
が、これが結構キツかった……。
エコノミークラスの座席は前後間隔がLCCかと思うくらい狭いし(後方キャビンの前後ピッチは広かったようですが)、バーレーンへの出稼ぎ労働者だけじゃなく格安チケットでヨーロッパへ戻る乗客もいてほぼ完全満席だし(そういう人たちなので体臭もちょっとキツかったり)、サービスもちょっぴり雑だし、独立系の航空会社だからビジネスクラス利用でなければ空港ラウンジも使えないし。とても機内で仕事ができるような環境ではありませんでした……(それでも頑張って原稿を書きましたけど!)
あ〜、これなら一度日本に帰ってカタール航空とかトルコ航空とかで来れば良かったかも。ガルフはもう二度と乗ることはないかなぁ。まぁ、バンコクまでの帰りは乗らなきゃいけないんですけどね。今からちょっと気が重いバーレーンGPであります(苦笑)。
(text and photo by 米家 峰起)
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