【アプレゲールですいません。】マクラーレンの信用が地に落ちたのは誰のせい?
【AUTOSPORT web】マクラーレンF1、ホンダとの別離を悲しむも「チームの信用が地に落ち、最悪の3年間だった」
エリック・ブリエがF1公式サイトとのインタビューでこう語ったそうです。「2015年からの3年間でチームの信用、そして新しいスポンサーを獲得するという面でまさに最悪の状況だった」と。
まぁ実際には「地に落ちた」とは言っていないわけですが、見出しだけ見てエリックが「ホンダのせいでマクラーレンの信用は地に落ちた」と語ったと早合点してしまう人はたくさんいるでしょうし、昨日このブログに書いたようにメディアリテラシーの低い人の中には勝手にそう解釈してしまう人も少なくないでしょう。物事とはこうやって既成事実化していくものなのでしょう。
それはさておき、マクラーレンのチームとしての評判がガタ落ちだったことは誰もが認める事実でしょう。スポンサーが次々と離れていき、今ではザック・ブラウンの“お付き合い”でくっ付いているシャンドンくらいしか大きなロゴはありませんし、それも大した金額は払われていないと聞いています。要するに、今のマクラーレンにはいくつかの数億円の小口スポンサーしかいないのです。
しかし、それはなにも成績の低迷だけが原因ではありませんし、ホンダのパワーユニットの性能不足・信頼性不足だけが原因ではないと僕は思っています(もちろんそれも大きいですが)。
低迷する成績よりもむしろ問題なのは、メディアを通じて公然とパートナー批判をしたり罵詈雑言を浴びせたりしてきた、その姿勢やチームそのものでしょう。
技術提携とスポンサーは違うという人がいるかしれませんが、平気で身内の悪口を言う、そんな品格のないチームであるということを彼らは自ら曝け出してしまったのですから、同じことです。自分たちのことを批判するかもしれないようなチームに対して、何億円も何十億円も投資する企業がいるでしょうか?
まさに、口は災いの元。マトモな神経をした企業ならリスクを負ってまでそんなチームにスポンサーはしません。だったら少しくらい高くてもメルセデスAMGについたほうが得策だというのは誰でもわかることです。
こういうことを言うと脊髄反射的に「またホンダを擁護して」なんて言う人もいますが、これはホンダ擁護でも何でもなく、揺るぎない事実です。彼らは自ら自分たちの情けない部分を曝け出し、自分たちで自分たちの価値を下げていたのです。彼らがやってきたのは、そういうことです。
こういうことになってしまった根底には、僕らがF1パドックで常々感じていることがあるのですが、そこまで話すと長くなるので、それはまたの機会にしましょう。
(text by 米家 峰起 / photograph by McLaren)
かつてのコリン・コレスにも同じ印象がありましたが、
エリック・ブリエからも「業界ゴロ」の臭いがプンプンしてて…
こんな人たちにマクラーレンというかつての優良企業が
すっかり食い荒らされてしまったのかなぁと
勝手に想像しております^^;
エリックやザックはコリン・コレスほどの力というか責任能力も持たされていなくて、結局は上の人たちに使われているだけですから、そこまでの人ですらないという感じです。ロン・デニスを追い出してマンスール・オジェが感情論で好き勝手動いてしまっているのに誰も反論できなくなってしまっているんでしょうね。
続きを早く読みたいですね。
重い話なのでもうしばらくして落ち着いたところで書きたいと思います。