【アプレゲールですいません。】スポンサーが逃げ出すのも当然
相変わらずマクラーレン・ホンダの話題がネット上を騒がせていますが、ホンダ側が長谷川さんのコメントを出したことでひとまず収束することになりそうですね。
マクラーレン側は「メルセデスAMGにスイッチか?」という記事が出ることで自分たちがホンダのせいで低迷していて被害を被っているという印象を打ち出そうとしているんでしょうけど、これから開幕という時にここまで騒いでしまうと、逆にチーム全体にネガティブな印象しか残らないような気がするんですが……。それでも開幕戦でダメだったときに自分たちが責められないようにと必死なんでしょうね……。
BBCの記事のコメント欄なんかを見ると、イギリスのファンは案外冷静に見ているなぁという印象ですね。もちろん短絡的な解釈をしている人もいるけど、詳しい人は簡単には騙されていないという感じです。
ただ、こうした記事は(マクラーレン関係者がリークして書かせたにしても)あくまで各メディアが自分たちの記事として書いたものです。しかし、このマクラーレンのTwitterを見て、マクラーレンのマーケティング部門も落ちたなぁと感じずにはいられませんでした。
少し前までは、マクラーレンのマーケティング部門というのは超一流でF1界随一のクオリティを誇ると言われていました。スポンサーとの契約書にしても他のチームとは較べものにならないくらいビシッとしたものが用意されていて、あらゆる活動に関して不備なく定められていて、スポンサー側の満足度もピカイチと言われていたものでした。
しかし、これだけ世間が騒いでいるところにこのオフザケですからね。ホンダ以外のスポンサーが見たって、良い気はしないでしょう。スポンサーやパートナーに対する配慮や敬意が全くないんですから。
長年マクラーレンに付いていたモービル、TAGホイヤー、ヒューゴボスなどが次々と離れていきましたが、さもありなんといったところです。成績の低迷ももちろん理由のひとつでしょうが、こうしたパートナーに対する配慮のなさは彼らも感じていたはずです。
ドライバーやチーム首脳が平然とパートナーの悪口を言い、チーム自身が公式アカウントでこんなことをしているようでは、新たにパートナーやスポンサーになろうという企業は出てこないんじゃないでしょうか。自分たちだって同じことをされる可能性があるわけですから……。
(text and photo by 米家 峰起)
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