【アプレゲールですいません。】GP2とGP3はやっぱりアグレッシブで面白い
アブダビGPが終わり、ようやく長かったシーズンも終わりました。日曜の夜にはメディアセンターの上のテラスでGP2/GP3のシーズンエンドパーティが行なわれ、シーズン終了の解放感からドライバーたちもスタッフたちも大騒ぎしていました。
ホントは禁酒の国のはずなのに、アブダビはドゥバイは戒律がそんなに厳しくないから外国人なら全くOK。だからこのパーティも飲めや歌えやの騒ぎで、完全に酔っ払ってワーワー騒いでるヤツとかいるし、移動用のバンの上に乗っちゃうヤツとかいるし。ここには書けないような話もあるんですが(苦笑)、それは時効になるまでしばらく黙っておきましょうか。
このパーティの冒頭、年間表彰式を行なう前にみんなでシーズン振り返りの映像を見たんですが、その映像がGP2とGP3のウェブサイトで公開されていました。
http://www.gp2series.com/Multimedia/Videos/
http://www.gp3series.com/Multimedia/Videos/
でもサーバーの回線がめちゃくちゃ遅いようで、なかなかスムーズに見られません(いったん一時停止して先読みするのを待っていた方がいいです。もしくは、裏技を使ってダウンロードしちゃうか)。なのでパーティで見た映像の記憶を頼りに書いていますが、やっぱりどちらのカテゴリーも非常にアグレッシブでエキサイティングです。
パーティの途中で日本人ドライバー2人にシーズン総括の話を聞いたんですが、改めてとんでもないところで戦ってるんだなと思いました。
今年からDAZNで生中継されているみたいで日本でも見られるようになったようですが、本当にもっともっと注目されてもいいレースだと思います。正直言って、今年何度か足を運んだスーパーフォーミュラの現場で日本の人たちが「すげぇ!」とか「面白い!」って言ってるのを見て全然ピンと来なかったんですが、多分それは僕らがいっつもGP2やGP3のこういうレースを見てるからなんだと思いました。
GP2チャンピオンに輝いたピエール・ガスリーは来年スーパーフォーミュラに来ることが決まったようなので、今のうちにこの映像を見ておくと感情移入できて来年の彼の戦いがもっと楽しめるかもしれませんね。GP3のチャンピオンになったシャルル・ルクレールはガスリーの後任としてプレマでGP2に参戦し、彼と最後までタイトル争いを繰り広げ福住仁嶺と仲の良いタイ人のアレックス・アルボンはGP2に昇格してARTで松下信治のチームメイトになりますから、こちらも見逃せません。
(text by 米家 峰起)
数年前から、観ていて一番楽しいレースはこの二つのカテゴリーだと思っています。
スーパーフォーミュラの方がレベルが高いと言いますが、単純にやっぱり観ていておもしろい方が良いと感じます。
スーパーフォーミュラでは一レースに一回しか起こらないアクションが、こちらでは十回、二十回と起こったりしますよね。
DRSやコース幅以外にも、何か違っているものがあると感じます。ドライバーの精神面なのか、タイヤの特性なのか、とにかくスーパーフォーミュラももっとアグレッシブなカテゴリーになって欲しいですね。
ガスリーやリンが日本に来るなら是非応援したいですね。