【アプレゲールですいません。】ユナイテッドの座席は後ろ向き
長〜い旅を終えて日本に戻ってきました。月曜夜にサンパウロを出て、日本に着いたのは水曜日の午後。普段のヨーロッパのレースだと火曜日の午後に帰ってくるので、1日損した感じがしますね(苦笑)。
なお、さすがにブラジルはエコノミークラスじゃ身体が死ぬので、マイルを活用したりしてビジネスクラスのチケットをゲットです。シカゴからサンパウロの約11時間は、ユナイテッド航空(UA)。現地時間の火曜夜に出て、水曜昼に到着する夜行便ですから、時差対策としても余計にしっかり寝たいところです。
このUAのビジネスが、最近リニューアルされて一部では新型のシートに置き換わりつつあるらしいのですが、もちろんブラジルみたいなマイナー路線が最新式のシートであるはずもなく、サンパウロ行きのボーイング767に搭載されていたのは一世代前のシートです。
これが一応フルフラットなんですが、もの凄く特殊で、前向きと後ろ向きのシートが交互に配置されているというもの。足の先っぽを突っ込む部分を前後のシートで半分ずつシェアして、その分を省スペースとするという発想なんですが、これをやることで省略できるスペースってかなり少なくない!? みたいな。
というわけで、隣の列の人とは前後で向かい合って座るという不思議なレイアウトです。夜の便なので寝ちゃうからあんまり関係ないけど、昼間の便だったらちょっと気まずいです。
僕は後ろ向きのシートに座りました。離陸の加速時や上昇時は変な感じがするけど、飛行機って水平飛行の間も少し迎え角を付けて飛んでいるので、そのままフルフラットにすると頭が下がってしまうところが、後ろ向きならちょうど良い感じで水平になります。なので頭に血が上ることもなく、シートをフラットにして眠ることができるんです(普通の前向きのフルフラットシートだと、頭に血が上るのを防ぐために微妙に背もたれを立てて寝ないといけません)。
(text and photo by 米家 峰起)
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