F1リアルスコープ

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 どのチームのドライバーや首脳陣も、現地でのホテルとサーキットの間の移動には関連メーカーのクルマを使っています。フェラーリならフェラーリかマセラティ、メルセデスAMGやマクラーレンならメルセデスの市販車といったぐあい。

 

 そして、レッドブルのドライバーや首脳陣の移動のために用意されている移動車が何かというと、もちろんインフィニティです。日本の日産が海外で展開している高級車ブランドですが、なぜか本拠地日本では未発売なんです。インフィニティ自体は香港にHQを置いていて、北米、欧州、中東、中国、韓国などで販売されています。特に最近は中東などでも目にすることが増えてきましたね。

 

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 インフィニティにはベースとなっている日産のスカイライン同様にいろんなラインナップがありますが、レッドブルメンバーの移動車として用意されるのはSUVモデルのFX30dSです(2014年からはQX70に改名されるそうです)。

 

 2012年に発売されたモデルで、3リッターV6ターボのディーゼルエンジンを搭載。最高出力は238馬力で燃費はリッター10.2km。21インチホイールを装着して、ロングノーズ。エレガントでアグレッシブなデザインが印象的なクルマです。日本でも売れそうですけどね……。

 

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 リアフェンダーには「My other car is an RB10」と描かれています。「僕はRB10にも乗ってます」。完全にF1ドライバー目線のセリフですね。ヘレスからちゃんと2014年バージョンになっていました。

 

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 フロントドアにはチームロゴがデカデカと貼り込まれています。銀色のロゴがボディの艶やかな光沢と相まって、高級感があって良いですね。

 

 なぜ普通のセダンやクーペなどではないのかというと、こちらの方がアグレッシブでエネルギッシュなレッドブルのイメージに合うということもあるでしょうが、車内の快適性の理由も大きいようです。事実、FX30dSなら車内は広々としていて、チーム関係者だけでなくVIPゲストの送迎にも使われていますから、なおさらです。

 

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 セバスチャン・フェッテルの個人広報を務めているブリッタなんかは、「私こんな大きなクルマはイヤなのよ、ホントはフィアット500とか可愛いクルマの方が良いのよ……」なんて言ってましたが(苦笑)、贅沢な悩みってものでしょう。

 

 英国では4万4455ポンド(約746万円)で販売されています。日本でも運が良ければ中古の並行輸入品を500万円前後で購入することができるようです。

 

 ちなみに、同じボディに5リッターV8エンジンを搭載したFX50をベースに開発した特別モデル『FX Vettel Edition』というものもあります。インフィニティのラインナップの中では最もパワフルな420馬力を誇り、ボディにはカーボンを多用して、お値段10万800ポンド(約1692万円)。150台限定生産だそうです。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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