
【アプレゲールですいません。】上海がスゴいことになっていた!
お盆休みが終わって、ちょっとヤボ用で上海に来ました。すると、ビックリしました。4月に来た時とは全然風景が違う場所がいくつもある。しばらくストップしていた感のあった不動産開発が、猛スピードで進んでいるんです。
たった4カ月で巨大な建物ができてしまう背景には、建築基準が地震大国の日本ほど厳しくないとか、労働力の酷使とかいろんな要素があるんでしょうが、それにしてもあまりの変わりっぷりに驚きました。
と同時に感じたのは、やっぱり自分の目で見て、耳で聞いてみないと分からないんだなということ。
F1も猛スピードで変わっていく世界なので、ハッキリ言って1カ月前に正解だったことが今はもう間違いになっているなんてことはザラです。情報をどんどんアップデートしていかないと、正しいニュースを伝えることはできません。ましてや、取材をしないで書いたり語ったりするなんて、もってのほかです。
でも、日本のメディアってそういうのがまかり通っているんですよね……。特に、誰でも書けてしまうネットの世界はそう。現場で実際に目の当たりにしている人間から見れば「それは全然違うよ」と分かりますが、現実を知らなければそれが事実かどうかを判断しようがない。端的に言えば、ネット上の情報だけを見て全て分かった気になるのはものすごく危険です。実際、間違っている情報もたくさんありますよ。もしくは、書かれたときには正しかったかもしれないけど、今は間違いになっていることとか。
今年の開幕前にホンダの新井さんが「メルセデスAMGに勝ちます」とか「上位のグリッドに」と大口を叩いていたと誰もが思い込んでいますが、そういうことを“目標”として掲げていたのは今年の年明けの段階までで、2月にテストが始まってからはそんなことは言っていないんです。でも過去に言ったことが訂正されずそのままに残っていて、それがあたかもつい最近話したことのように報じられ、そのまま受け取られてしまう。
ハッキリ言って、ほとんどのネットメディアは無責任です。取材もしていないし、誰が書いているかも分からない。書きっぱなしで、情報のアップデートもなければ間違っていても責任の所在は明らかにならない。
でも最終的には、そんなメディアでも大勢の人が見て莫大な広告収入が入ってきちゃうから成り立っているわけで、それに対抗できるだけの魅力ある情報を提供できていない我々にも責任はあるし、なんだか無性に虚しくなってしまう今日この頃なのでした。
(text and photo by 米家 峰起)
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