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F1リアルスコープ

【F1リアルスコープ】フリー走行の見方が分かる! 各チームはどう走っている?

20140129-FP-01

 

 F1にはFP-1〜3まで3回のフリー走行がありますが、各チームがそれぞれどのように時間を使っているのかを知れば、フリー走行の楽しみ方が変わってくるはずです。ここではそのセッションの“見方”を伝授しましょう。

 

 まずFP-1は、最初にインストレーションチェック。F1マシンはバラバラの状態で輸送され、サーキットに到着してから組み立てられますから、組み立てたばかりのマシンを一度ゆっくりと走らせて、基本システムがきちんと機能しているかどうかを確認するわけです。

 

 主な項目は、ギアボックス1〜8速全てに入れてチェック、電波障害が起きないか1周すべてにわたって無線チェックなど。

 

 さらには一定の速度で走行して空力データをチェックする『コンスタントスピード・エアロテスト』も行ないます。エンジニアから「どのコーナーの後に何速でコンスタントスピード」と指示されて、一定速度で走るわけです。その間、チームはマシンのどこにどれだけダウンフォースが発生しているかをチェックし、想定通りの空力性能が出ていることを確認。これをやらないと、ファクトリーでシミュレーションしてきたセットアップが全く無意味なまま走ることにもなりかねないのです。

 

 マシンがガレージに戻ってくると、メカニックがマシン各部を視認チェック。オーバーヒートや水・ハイドロの漏れがないか、カウル内の排気管などもチェックします。

 

 そこから30分ほどは路面状況が良くなるのを待ちます。

 

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