07/14
【F1ドライバーってこんなヤツ】マーカス・エリクソン「素朴で日本語もわかるイイヤツ」
今回はコース上ではあまり目立たないというか、あのクルマでは目立ちようもなくて可哀想なマーカス・エリクソンくんをご紹介しましょう。
いつもコバヤシ選手に負けていますし最後尾を走っているのでマーカスは“遅い”と思われているかもしれませんが、彼は一発の速さを持ったドライバーです。GP2時代も常に上位で走っていましたし、全日本F3では圧倒的な速さでチャンピオンになりました。まぁ、GP2時代はレースが上手くないというか、肝心なところで接触したりしてレースを失ってしまうようなことが多かったので、あまり結果は残っていないのですが……。
日本でレースをしていたこともあって、日本語も少し分かります。今年もヘレスで再会したときにニッコリ握手して「Congrats!」って英語で言ったら、「アリガトウゴザイマス」って日本語で返されたし(笑)。2009年末に彼が初めてF1をテストドライブした時も(なんとチャンピオンマシンのブラウンGPでした!)、「ハヤイ!」と日本語で答えていました。逆に、こっちとしては変なこと言えないなぁみたいな。
GP2の時もよくホスピタリティで一緒に晩ごはんを食べていましたが、とても素朴で良いヤツです。たとえばロマン・グロージャンとかマックス・チルトンみたいな資金的にも環境的にも恵まれたドライバーたちは、取り巻きもいて街のちゃんとしたレストランへ行きますしGP2ホスピでゴハンなんて食べませんから。
日本にやって来た外人ドライバーのご多分に漏れず、彼もギロッポンには詳しいです(苦笑)。そのへんもコバヤシ選手と話が合うところなのでしょう(笑)。F1にやって来るまでコース上では直接関わることはなかった2人ですが、ケータハムで仲良くやっています。
サーキットに来る時にも使ってる愛用のリュックはビニール製のヒョウ柄みたいなので、めっちゃダサいですけどね! しかもアレキサンダー・ロッシとお揃いだし!(笑)
(text by 米家 峰起 / photo by Caterham)
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