F1ドライバーってこんなヤツ
【F1ドライバーってこんなヤツ】P・ガスリー「トロロッソ降格でも腐らなかったメンタル」
レッドブルグループから晴れてアルピーヌへと飛び立ったピエール・ガスリーですが、このチャンスを掴むことができたのはある意味で2019年にレッドブル昇格とトロロッソ降格という辛酸を嘗めたからとも言えます。
元々一発の速さには定評があったガスリーですが、ラテン気質でムラッ気もありました。調子の良いときはどんどん上昇気流に乗れるのですが、調子が悪かったりチームメイトに後れを取ってプレッシャーが掛かったりすると負のスパイラルに入るというような弱さもありました。
そんなガスリーが変わったのは2019年のシーズン後半戦です。
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トロロッソ降格最初のベルギー予選でQ1落ちしたときは、「あぁ、完全にイップスだ」と思いました。でも、直後に事故で急逝したユベールの「見返してやればいいじゃないか!」という言葉に奮起したのか、決勝では見違えるかのようにオーバーテイクしまくっていたのは驚きました。ブラジルではハミルトンを1周抑え切り、イタリアでサインツとのデッドヒートを制したのは、間違いなくユベールの存在が大きかったのかと。
トレーニングの様子もけっこうストイックでした。トレーナーのサルメラはデ・フリースにつくので、レース前のテニスボールのが見れなくなるのが少し寂しくも感じます。
ところで、川井さんの解説聞いてると、案外ガスリーのこと気に入ってるのかなと思います。
若い頃は調子ノリのヤンチャだったけど、あの事件から大人になった気がします。そこで失ってから気付く人と、失う前に気付ける人でその後のキャリアが大きく違ってきますね。