2020
【2020 Rd.5 70TH】日曜 C・ホーナー代表「どうして予選で遅く、今日の決勝が速かったのか。その理由を分析し正しく理解することが重要だ」
ーー見事な優勝でしたが、ハードタイヤですターとするという戦略によるところはどのくらい大きかったでしょうか?
「我々にとってメルセデスAMGと戦うための最大の方法は彼らと異なる戦略に賭けることだった。それはハードタイヤでスタートすることであり、それが極めて重要な要素だったんだ。Q2をハードで通過しようとしたのが我々しかいなかったことには驚いたよ。今週の我々のペースは速かった。彼らよりも良いペースで彼らよりも長く走ることができた。古くなったタイヤでオーバーカットもできたし、そこでミディアムを消化して残りはハードタイヤで彼らをカバーして効率的なレースができた。全てはマックスのタイヤマネージメントとマシンの速さによるものだ。先週とはコンディションが少し違い、タイヤ内圧も少し違ったが、今週はこれだけ圧倒的な速さがあった理由をしっかりと分析し理解する必要があるだろう」
ーーQ2をハードで戦い、ハードでスタートする戦略にはどのくらいリスクがあったのでしょうか?
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速さは相対的なもので、レッドブルが速くなったのか、メルセデスが遅くなったのか、その両方なのか。
いずれにせよ、今年のメルセデスのマシンがタイヤに厳しそうなことと昨年の経験をプラスすると、
高速、高温、高摩擦係数、高タイヤ空気圧、高地(2つのオーバーヒート)
になると、本選では、対メルセデスでチャンスが出てくることが見えてくる。レッドブルが、コースごとに整理して戦略を立ててくることが予想される。考えられるのは、
本選重視(のセッティング)
で予選では対メルセデスで頑張らない(れない?)ことかな。どうやら、レッドブルのマシンは極限で振れ幅の大きい矛盾を露呈するが、レースペースだといい走りをするらしい(笑)。なので、本線でいい走りをするセッティングを煮詰め、予選では上より下のマシンを見て抜かれないようにだけしておく。エンジンとタイヤを温存。
願わくば、メルセデスがタイヤを労わるセッティングをしてバランスを崩し速さを少し失う方向に迷走してくれると今年のタイトル争いは面白くなるんだけど(笑)。そのためには、タッペンの言うように「プッシュし続けること」が重要だと思いますねぇ。本選で(笑)。ピレリさんももう少し柔らかくしようよ(笑)。