【Rd.5 ESP】D・クビアト「僕らは7位になれたはずのレースだった」

　第5戦スペインGPでトロロッソ・ホンダは金曜フリー走行から順調に走行を重ね、大きなトラブルもなくデータ収集を進めた。予選でもクビアトはQ3に進んで9位に入り、9番グリッドを獲得。開幕前テストで好走を見せたバルセロナで、STR14はグランプリ本番でも良好なパフォーマンスを発揮したと言えた。

　決勝では2ストップ作戦を選んで順調に入賞圏内で走り、ハース勢中団グループのトップを争った。しかしセーフティカーが導入された際に2台同時ピットインを行なったことでタイヤ準備に手間取り、チーム内のミスコミュニケーションのためピットインしたクビアトにアレクサンダー・アルボン用のタイヤが用意されており、タイムロスを喫して順位は後退。

　さらにQ3に進出していたため新品のソフトは残っておらず、新品の残っていたミディアムタイヤを履いたことでウォームアップは苦しく、ソフトタイヤのカルロス・サインツに抜かれて9位でのフィニッシュ。何もなければ中団トップの7位でフィッシュできる可能性のあったレースだったとクビアトは残念がった。