【Rd.21 ARE】徹底分析②：中団最速はルノー、ガスリーは“魔の15周”で大きくチャンスを失う

　最終戦アブダビGPの中団グループはルノーのカルロス・サインツ（黄色・細線）が最上位6位でフィニッシュした。

　最も柔らかい3コンパウンドが使用されたメキシコGPと同じように、ハイパーソフトは決勝で長く保たないことが明らかだったため、ハイパーソフトでQ3に進出した中団勢には大きな不利がのしかかることになった。そのためメキシコGPでは敢えてQ3に進出しないという戦法を採ったチームもあったほどだったが、各車とも決勝ではペースを抑えて走行し驚異的な保たせ方をしたことで不利を跳ね返した。