【バルセロナ合同テスト・DAY2】ホンダ長谷川祐介「新スペック投入でノートラブル、パワー不足は事実だが……」
バルセロナ合同テスト2回目を迎えても不調のように見えるマクラーレン・ホンダだが、長谷川祐介F1総責任者にホンダとしての現状を聞いた。
テスト初日に発生した電装系トラブルは、“地絡”と呼ばれる症状で、ERS系の高電圧に絶縁不良の警告が出たというものだったという。
そして2日目からは開幕戦仕様のベースとなる新スペックを投入し、トラブルなく走行を重ねた。
しかし性能面では満足いくレベルに仕上がっていない。フェルナンド・アロンソが批判したように、当初の目標通りのパワーが出ていないことは確か。だがパワーユニットのパワー不足だけでタイムが下位に低迷していると断言するべきではない。アロンソの批判についても、長谷川総責任者に事実関係を説明してもらった。
ーーまずは初日に起きたのは電装系のトラブルということだったんですが、具体的にはどういう状況だったんでしょうか?
「いわゆる“地絡”といわれる絶縁不良が疑われる状態でした。今のハイブリッドシステムでは高圧電流を使っていますから、地絡に近い状況になるとシステムが警告を発するようになっていて、そうなったらクルマを止めるというのがルールになっているんです。完全に(パワーや電源が)落ちたわけではありませんでしたけど、この警告が出たので止めてパワーユニットを積み換えることにしたんです」
ーー地絡というのをもう少し詳しく説明して頂けますか?
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