【ロシアGP】取材日記 2016年5月2日(月)【無料記事】
ロシアGPが終わって、僕は大急ぎで仕事をこなし、ホテルに戻って荷物をピックアップしてソチ空港に向かい、深夜2時半の飛行機でイスタンブールへ飛び、3時間ほどのトランジットの間に原稿を仕上げて送ったりシャワーを浴びたりして、さらにフランクフルトへ飛び、1時間しか猶予がない中で12時発の羽田行きANA便に乗り継いで、なんとか無事に火曜日の朝6時に羽田へ到着。
という慌ただしいフライトをこなしたのは、火曜・水曜と富士スピードウェイで行なわれるスーパーGTとFIA-F4に駆けつけたかったから。GW初日の大渋滞を上手く避けて、羽田から品川へ出て新幹線(それも喫煙席以外は満席だったから1時間立ちっぱなしだし!)で三島まで行き、レンタカーをピックアップして10時過ぎには富士スピードウェイに到着したのでした。はぁ、疲れた(笑)。
イスタンブールの空港には、6月に開催されるバクーのヨーロッパGPの広告も出ていました。バクーに飛ぶフライトもあまりないなか、トルコのターキッシュエアラインズは飛んでますからね。
さて、ほとんどのチーム関係者は日曜夜のモスクワ便に乗り、モナコ在住のドライバーたちはプライベートジェットで一緒に帰っていったようで、日曜深夜のターキッシュエアラインズのイスタンブール行きは関係者でいっぱいとはいえ、例年ほどの混雑ぶりではありませんでした。今年はGP2やGP3といったサポートレースもありませんでしたしね。
毎年1時間以上ディレイするのがこのフライトのお約束だったのですが、今年は完璧に定刻で飛んでくれて助かりました。ソチの国際線ターミナルはラウンジもなくてネットも使えないから、不便ですしね。
TKのカウンターでチェックインをして、ロシア出国のためにイミグレ(パスポートコントロール)へ。何列かある中で、僕が並んだ列だけ異様に進みが遅い! てゆうか、審査中のヤツがいつまで経っても進まない!
しばらくしたら別の係官がやってきて、ソイツと一緒にコッチに戻って来ました。その人、リオ・ハリヤントでした(笑)。「君さぁ、君のフライトはモスクワ行きなの。ここで出国できないの」って言われてるし。
きっとGP2に参戦していた去年まではターキッシュエアラインズ便でここから出国していたんで、同じようにここに来てしまったんでしょうけど、カッコ悪ぅ〜(笑)。苦笑いしてスゴスゴと立ち去っていきました。てゆうか、そんなミスに気づかないで延々時間ロスしてたイミグレ係官も一体何だったんだろう……。
月曜昼12時発のフランクフルト〜羽田のANA便が最も速く日本に到着する便だったのでこういうめんどくさいルートを採ったんですが、ホンダ関係者は月曜午前にソチを出てモスクワへ飛び、JAL便で火曜朝8時半に成田着。
ホンダの山本モータースポーツ部長もその後に富士に向かうとのことでしたが、「さすがに1回ウチに帰ってから行くよ(笑)」とのこと。富士では会えませんでしたが、5月3日は渋滞もひどかったようですし、成田からだと辿り着けても午後のGT予選とFIA-F4のレース1には間に合わなかったでしょうね。それだけでも、頑張って2ストップ3スティントのフライトをこなした甲斐がありました(笑)。
(text and photo by 米家 峰起)
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