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【予選】ラッセルが圧倒的ポール、アロンソ&フェルスタッペンQ1敗退【2026 Rd.1 AUS】

2026 Rd.1 AUSTRALIA

 3月7日現地時間16:00、開幕戦オーストラリアGPの予選が行なわれた。気温は20.4度、路面温度は37.6度。メインストレート右後方から3.0/sの風が吹いている。FP3でクラッシュを喫したアンドレア・キミ・アントネッリのマシンはまだ修復作業が続いている。FP3でトラブルに見舞われたカルロス・サインツとランス・ストロールも依然として走行準備は整っていない。

 

【Q1】フェルスタッペン、アロンソ脱落

 16:00時開始のQ1では開始直後からアウディ、ウイリアムズ、ハース、アルピーヌ、レーシングブルズ、アストンマーティン、キャデラックなど中団勢が続々とコースイン。マクラーレン勢とルイス・ハミルトンもコースインし、メルセデスAMGとレッドブル、シャルル・ルクレールだけがピットに待機する。ルクレールもコースインし、フェラーリ勢だけがミディアムを履く。

 4分が経過したところでジョージ・ラッセル、そしてイザック・アジャもコースへ向かう。マックス・フェルスタッペンは他車が1回目のアタックランを終えた8分半経過のタイミングでようやくコースへ向かう。しかしアタックに入ったところのターン1のブレーキングでリアがロックしてコントロールを失い、スピン状態でコースオフしてバリアにヒット。16:10にセッションは残り7分29秒の時点で赤旗中断となった。

 最初のアタックランでラッセルがセクター1と3最速で1分19秒840でトップに立ち、ルクレールが0.386秒差の2位、オスカー・ピアストリが0.432秒差の3位。アービッド・リンブラッドがセクター2最速で0.569秒差の4位、ハミルトンが0.581秒差の5位、アジャが0.605秒差の6位、ランド・ノリスが0.608秒差の7位、ガブリエウ・ボルトレートが0.655秒差の8位。フェルナンド・アロンソは2.715秒差の16位でキャデラック勢を1秒上回った。キャデラック勢は2セット目を投入したところで赤旗に見舞われた。

 セッションは16:19に再開。各車がピット出口で列をなして待ち、この間にマシン修理が間に合ったアントネッリもコースへと向かう。

 各車とも新品ソフトを投入し、ラッセルとマクラーレン製、アルボンだけは中古ソフト、フェラーリ勢はここでも1セット目のミディアムでコースインする。

 ここでラッセルが再びセクター1と2最速で1分19秒507でトップに立ち、ピアストリがセクター3最速で0.157秒差の2位、ハミルトンが0.304秒差の3位、ノリスが0.504秒差の4位、アジャが0.516秒差の5位、アントネッリが0.613秒差の6位。ルクレールはターン3で右フロントをロックアップさせてしまいピットに戻る。

 ノータイムの3台とキャデラック勢、そしてアロンソがトップから2.462秒差、16位のオリバー・ベアマンに0.722秒届かず17位でQ1敗退となった。

 

【Q2】ボルトレートQ3進出もストップ

 16:34開始のQ2ではフェラーリ勢が先頭でコースインし、新品ソフトを投入。他車も同様に新品ソフトでこれに続き、アルボンだけが5周オールドの中古ソフトを履く。気温は20.5度、雲が多く路面温度は34.7度まで下がっている。

 最初のアタックでラッセルがセクター2と3最速で1分18秒934でトップに立ち、ターン13でロックアップしてワイドになったアントネッリが0.670秒差の2位、アジャが0.772秒差の3位、ノリスが0.948秒差の4位。1.037秒差の6位にリンブラッドが入り、ターン13でオーバーシュート気味となったルクレールも1.154秒差の7位に留まる。ハミルトンは2度に渡ってセクター1で最速を刻みながらアボートしてタイムなし。

 残り6分でハミルトンが先陣を切って2セット目の新品ソフトでコースへ。メルセデスAMG勢とマクラーレン勢は中古のソフト、それ以外の全車が新品ソフトでQ2最後のアタックに臨む。

 ラッセルは自己ベストを僅かに更新できなかったもののセクター1最速でトップを維持。ルクレールは0.423秒差の2位に浮上し、アントネッリが0.501秒差の3位、ピアストリが0.591秒差の4位となり、ハミルトンは0.987秒差の7位に留まる。中団トップの8位・9位はレーシングブルズ勢が占め、その後ろにアウディ勢が続く。

 ニコ・ヒュルケンベルグがチームメイトに0.082秒差で11位、ハース勢、アルピーヌ勢、ターン1で飛び出したアルボンがQ2敗退となった。左フロントのホイールカバーが脱落した状態でコースインしたガスリーはアンセーフリリースの審議対象となった。

 セッション終了後、10位でQ3進出を果たしたボルトレートはスローダウンしてピットエントリーでストップ。自力でリスタートできずマーシャルの手で回収され、ここでマシンを降りることとなった。

 

【Q3】ラッセル圧倒的速さでポール獲得

 ボルトレートのマシン回収でスタートが遅れ、Q3は16:59に開始。気温は20.5度、路面温度は32.4度まで下がってきた。

 開始直後から各車が新品ソフトを履いてコースイン。レーシングブルズ勢は1回目のランを中古ソフトで走り、新品タイヤが1セットしか残っていないアジャはピットで待機し、ボルトレートはQ3出走を断念した。

 アントネッリはサイドポッドのブロワーを装着したままコースインしてしまい、コース上に落下し、ノリスが左フロントでヒットしてデブリが散乱したためセッションは17:02に残り9分47秒の時点で赤旗中断となった。アントネッリもアンセーフリリースで審議対象となった。

 コース上の清掃が行なわれ、セッションは17:10に再開。ここでは各車とも1セット目の1〜2周オールドの中古タイヤでコースに向かい、ピアストリだけが新品を投入。ノリスはダメージを負ったフロント翼端板のフットプレートをテープで応急処置して走る。

 ここでラッセルがセクター3最速で1分19秒084を記録してトップに立ち、ノリスが0.521秒差の2位、アジャが0.541秒差の3位、ルクレールが1.160秒差の4位、ピアストリが1.238秒差の5位、ハミルトンが1.339秒差の6位、アントネッリはターン3のブレーキングでロックアップして止まりきれずコースオフしアボート。

 残り3分で各車が最後のアタックへ。ここでは全車が新品ソフトタイヤを投入する。

 ここでもラッセルが全セクター最速でそろえて1分18秒518でトップに立ち、オーストラリアGPのポールポジションを獲得。アントネッリは大幅に自己ベストを更新したものの0.293秒差の2位、アジャが0.785秒差で自身最高位の3位、ルクレールは0.809秒の大差で4位、マクラーレン勢は5位・6位、ハミルトンが7位、レーシングブルズ勢は8位・9位で予選を終えた。

 ラッセルは「素晴らしい1日だったポテンシャルはあると思っていたけど、シーズン最初の予選だからやってみないと分からないからね。涼しいコンディションが味方してくれた面もあったと思うけど、チームが良い仕事をしてくれた。この新しいマシンのドライビングは簡単ではないけど、明日の決勝に向けてワクワクしているし良いレースが見せられればと思っているよ」と余裕の表情を見せた。

 アントネッリは「クルーが頑張ってくれたし、彼らが今日のヒーローだ。フロントロウなんて最高だよ」と笑顔を見せ、アジャは「週末の初めはタフだったし上位は争えないと思ったけど、スムーズな予選だった。前の2人は速そうだけど、明日のレースではポジションをキープしたいし、(昨年のオランダGPに続く)2回目の表彰台が獲得できればと思うよ」決勝に向けた展望を語った。

(text by 米家 峰起 / photo by Pirelli)

 

 

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