2025
【決勝】戦略分析:角田裕毅、3位と17位明暗を分けたペナルティと第1スティントのぺーす不足【2025 Rd.21 BRA】
第21戦サンパウロGP決勝の角田裕毅は17番グリッドからスタートし14位までポジションを上げたものの、ランス・ストロールとの接触で10秒加算ペナルティを科され後退。ペナルティ消化ミスもあり再度10秒加算を科され、一人旅のレースとなり最後は完走17台中17位出レースを終えた。
そんな第21戦サンパウロGP決勝の角田裕毅と中団グループの戦略を詳細に分析していこう。
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“今回のフェルスタッペンとの『第1スティントの違い』から角田が学ぶべきことは極めて多い”
この一文は本当に重いですね。
セットアップの判断、
タイヤの使い方、
バトルの仕掛け方、
視野の広さ、
リスク許容度、
冷静さと攻めのバランスなど、
運転技術からレース遂行能力にいたるまで明確な差を感じさせられる内容でした。
どれも単体ではそこまで大きな差ではないのかもしれませんが、それらが積み重なると、結果としてあれほどの違いになる。
今回はまさにその“現実”を見せつけられたように思いますし、
あらためてマックスの凄さを痛感しました。
だからこそ、この経験を確かな学びに変え、このレースが角田君にとって大きな転機になることを願っています!
スプリントのTSUと決勝のVER、ピットレーンスタートの仕方をとってもレースに対するスタンスが全く次元が違うのが如実に分かりましたね(真っ直ぐ加速できるようラインに対してナナメにマシンを駐める、PU温度を上げないようスタート前の回転を上げるタイミングはギリギリまで待つ、ピットEXITレーンの攻め方などなど)。それがあらゆる部分で小さな差として積み重なった結果が3位と17位なんですよね。
これまた、まさに“次元”が違いますね!
米家さんが以前からおっしゃっている「マックスを過小評価しすぎ」という言葉が、改めて胸に響きました。
細部の積み重ねがそのまま結果になる世界で、できることすべてを確実に、しかも超一流のレベルでこなしてくる。恐ろしいドライバーですね。
以前にも序盤のレースペースが課題では?とコメントしたことがあります。
今回はマックスとの明確な差として如実に表れてしまったのが大変残念でした。
角田選手は序盤のペースをかなり抑え気味に入る傾向にありますが、上位勢の中で戦っていくなら周囲の車についていけるペースでマネジメントできるようにならないと結果にも繋がらないので…少しでも改善できればよいのですが。
自身が関与できない要素で序盤のペースが上がらない点もあると思いますが、自身が改善できる点を細かく突き詰めて1つずつ潰していかないとトップドライバーへの道は遠いでしょうね。