2025
【決勝】戦略分析:角田裕毅のペースは良好、脱落の最大要因は戦略ミス【2025 Rd.16 ITA】
第16戦イタリアGP決勝の中団グループは、序盤はガブリエウ・ボルトレートとフェルナンド・アロンソが後続を抑え込む展開になったが、アロンソはサスペンショントラブルでリタイア。17〜19周目にピットインした中団上位勢に対し、アンドレア・キミ・アントネッリは28周目までステイアウトしてオーバーカット。さらにアレクサンダー・アルボンはハードタイヤで41周目まで引っ張ることで中団勢を全てオーバーカットし7位でフィニッシュしてみせた。
そんな第16戦イタリアGP決勝の中団グループの戦略を詳細に分析していこう。
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まだ、引っ掛かってる部分は幾つかあるんですが、ドライバーとチーム感の信頼関係の問題なんでしょうか…?RBRクラスのチームがローソンとの位置関係や、ザウバー・アストンのペースを読み違えるとはあまり思えないんですよね。角田くんのペースを純粋に評価できていないが故に、オーバーカットが選べなかった側面があるのでしょうか。
無線記事にあるかと思いますが、BEAのピットインに対して「タイヤはどう?」と尋ねたときのTSUからのフィードバックがいまひとつ詳細じゃなかったこと(音声もクリアじゃない)と、LAWにはアンダーカットされても抜き返せる、BEAの前をカバーできればALO/BORをアンダーカットできるかも、という狙いは分かるんですけどね・・・。
そういう意味では、チーム(ストラテジスト)側からすると、「BEAに抜かれた」のも「LAWと接触した」のもTSUなので、レース戦略遂行能力としてはかなり評価は低くなってしまうかもしれません。
前半はレース映像だけ見ているとDRS圏内に入ったり出たりしていたので、これは意図してやっているのかそれともペースが遅くてついていけていないのかどちらか判断できていなかったので、客観的なデータはうれしいです。
今年だけではないですが、角田君はDRSトレイン状態になったらあえて1秒ちょい離れて追走することが多いように感じます。タイヤマネジメントの一環なんでしょうけど、なかなか結果に結びつかないところが難しいところですね。
いつも本サイトの更新ありがとうございます。
ALOのDRS圏内から外れてANTに抜かれたのを見て、レースペースで苦しんでいるのかと思っていたのですが、タイヤマネジメントをしていたのと、ANTの飛び込みが上手だったのですね。
オーストリアGPでのCOLとの接触や、今回のLAWとの接触など角田選手のミスもありますが、オランダGPでアストン2台にアンダーカットを許していたり、イタリアGPでもベアマンたちにアンダーカットされていたり、戦略が後手に回ってるように思います。
VERは戦略でポジションを失うことが少ないように思うのですが、角田選手の戦略とVERの戦略は別の人が考えているのでしょうか?
ストラテジー責任者のウィル・コートニーも(マクラーレン移籍が決まった後も残っていたけど)離脱しちゃいましたし、戦略チームも弱体化しているのは間違いないでしょうね。いくらハンナ・シュミッツが有能でも、1人で他チーム18台の戦略を見て2台の戦略を正確に判断することはできないわけですから。
アンダーカットを許してしまっているのは、戦略チーム側が「BOX(カバー)」を決めた時点では充分なギャップがあるけど、そこからエンジニアに指示が出て実際にピットインするまでの半周とか1/3周の間にカバーできないギャップになってしまっているのかもしれませんね(また今度詳しくデータを見てみようかな)。
お返事いただきありがとうございます。
ストラテジーの責任者さんが離脱、しかもマクラーレンに移籍してしまっているのですね。
これまで数多くの勝利をおさめてきたレッドブルでも、衰退してしまうとは。
ハンナさん含めその他の戦略担当の人も、優勝表彰台争いをしているVERと入賞できるかできないかの角田選手であれば、どうしてもVERの方に注力してしまいそうですね。
とはいえ、22号車陣営、角田選手が実力を遺憾なく発揮して結果に繋がることを日本人として願っています。
今後も本サイト及びYouTubeの更新楽しみにしております。