【決勝】ペース分析：フェルスタッペンと角田のタイヤマネージメント差【2025 Rd.13 BEL】

　2025年の第13戦ベルギーGP決勝は、直前の雨で1時間10分ディレイした後にウエットコンディションでスタートし、2番グリッドのオスカー・ピアストリがポールポジションのランド・ノリスをターン5で抜いて首位に浮上。路面が乾いてきたところで12周目にピットインしてミディアムタイヤに交換し、ピットストップを1周遅らせてハードタイヤを履く別戦略を採ったノリスに対してギャップを維持し、最後までタイヤを保たせてトップでチェッカーを受けた。

　中団グループでは11周目にいち早くピットインしたルイス・ハミルトンとピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグが6ポジションアップを果たしたが、1ストップで走り切ったハミルトンは7位、ガスリーは10位、2ストップにせざるを得なかったヒュルケンベルグは12位に後退。13周目まで引っぱってしまった角田裕毅やエステバン・オコン、イザック・アジャも入賞圏外に後退してレースを終えた。

　そんなベルギーGP決勝のペースを詳細に分析していこう。