2024
【決勝分析】角田裕毅を抑え込んだマグヌッセンの巧みなドライビング【2024 Rd.2 SAU】
第2戦サウジアラビアGP決勝で、ハースはケビン・マグヌッセンが角田裕毅以下を抑え込んで先行するニコ・ヒュルケンベルグに20秒のギャップを作り、ピットストップを終えても集団の前でコース復帰させることに成功し10位入賞を果たした。
10秒加算ペナルティを科されているマグヌッセンが強引なドライビングでこの戦略を採ったことには賛否両論あるが、マグヌッセンがどのように後続を抑え込んでいたのか、データを分析して解き明かしていこう。
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RBは気持ちを切り替えて、
レースペース、タイヤの使い方で何とか活路を見出してほしいところ。
ブリヂストン系のタイヤエンジニアをどこかのチームから引き抜けないでしょうかね。
まだシーズンは長いので、
角田くんはこのままリカルドに勝ち続け、地道にポイントを重ねていけるといいですね。
その問題点をチームがきちんと把握していれば良いですが、少なくとも昨年最終戦のトストさんの「ウチはストラテジストが・・・」と言うのを聞く限り、従来はその点を把握できていなかったのではと思われます。今年の首脳陣がそこに気付いてメスを入れてくれると良いですが。
MAGの無線時系列をまとめている記事がありました。
それによると、チームはMAGのコース外オーバーテイクをもう少し確信犯的に利用した様子が伺えます。
20周目の終わり:エンジニア→MAG
ペースを35.5まで落として、ジョーを追うな。35.5で走れ。
21周目MAGラップタイム:34.923
21周目の終わり:エンジニア→MAG
もっと遅く走る必要がある
22周目:エンジニア→MAG
コース外オーバーテイクで追加の10秒ペナルティをもらった。この状況でチームのためにできることは、伝えたことをやってもらうしかない。
22周目MAGラップタイム:35.804
23周目MAGラップタイム:36.198
まぁ、あのオーバーテイクはチームからすればペナルティが出るのはほぼ確でしたからね。見た瞬間に「MAGを抑え役に使ってHULを入賞させよう」と切り替えるのは当然でしょう。
MAGだってきちんとTSUを抜いて10秒引き離せば10位入賞ですから、19周目のターン4の追い抜きがペナルティ前提のオーバーテイクだという穿った見方をする人に対しては「それは違う」ということと、MAG自身はペナルティが確定するまではタイムをある程度維持して走っていたということは確かですね。