【2023 Rd.7 MCO】土曜 角田裕毅「マシンが改善し、モナコの予選をすごく楽しむことができました」

　角田裕毅は金曜から土曜にかけて大幅にセットアップを変更したことでマシンのペースが向上。

　それでもアルファタウリはQ2進出は容易ではないと考え2台ともにQ1から3セットの新品ソフトを投入する積極的な戦略を取り、トラックエボリューションの大きさも味方して2台揃ってQ2進出。

　Q2では中古タイヤで1回目のアタックを行なった後に新品を投入する予定だったが、角田はアウトラップのターン10でロックアップしてフラットスポットを作ってしまい、中古でのアタックを行なわずにピットインして新品タイヤに交換。フリー走行から訴えていたブレーキの不安定さが続いたため、ここでアウトラップの次にブレーキを温めるためだけのビルドラップを挟んでからアタックラップに入る戦略に切り替えた。これが功を奏して9番手タイムでQ3進出を果たした。

　Q3では中古タイヤの後に新品タイヤで最終アタック。ターン10でトラフィックの影響を受けたものの、ジョージ・ラッセルまで0.118秒差の9番手タイムを記録した。

ーー予選9位という結果は想像していましたか？

「驚きもありながら、モナコでQ3に進出できたのも初めてですし、予選全体をものすごく楽しむことができました。フリー走行ではかなり苦しんでいただけに、この結果はとても嬉しいですしチームのみんなもとても良い仕事をしてくれたと思います」

ーーQ1では3セットを投入して2番手タイムを記録しました。