【2023新車解説】ハースVF-23解説「リバリー発表だが一部は実車？ それも虚構？」

1月31日、ハースは2023年型マシン『VF-23』のリバリー（カラーリング）をオンラインで発表。チーム自ら2022年型VF-22をベースとした車両のレンダリング画像を使用し、実車ではないことを銘打っている。

このレンダリング画像は発表の前日に完成したといい、実車は2月11日にシルバーストンでシェイクダウンが行なわれる予定でまだ完成していない。イギリスのバンブリーにあるファクトリーにフェラーリの2023年型パワーユニットがデリバリーされ、組み上げられた上でシェイクダウンに臨むことになる。

今回はリバリー発表とは言え、発表されたレンダリング画像にはVF-22との相違点がいくつもあり、VF-22のレンダリング画像とは言えない。相違点には、単なるシンプル化だけでなく、新車VF-23のエッセンスが感じられる箇所が多々あるため、『F1LIFE channel』で公開した解説動画では触れなかった箇所も含めてその詳細とその先の意図を推測・解説していこう。