REPORT【報道】

20140426-01

 

 中国GPで自身最多となる3連勝を飾ったルイス・ハミルトンだが、記録には興味はないと言い切った。今季のチャンピオン候補最右翼と目される彼は、シーズン序盤のフライアウェイ戦を終えた今、どんな心境でいるのだろうか。

 

ーーF1では自身最多となる3連勝ですね。

「正直言って、そういうことにはこれといった感情は何もないんだ。GP2やF3では10連勝くらいしたことだってあったしね。もちろんレースで勝てば最高の気分だよ。そのために僕はここで戦っているんだしね。走るからには常に『もっと速く、もっと速く』という気持ちで走っているし、いつだってポールポジションを獲得し、優勝するという気持ちでいるよ。それが戦う上で必要とされる精神だと思う。だから何連勝しようとそれは変わらないよ」

 

ーー中国GPではイギリス人ドライバー最多ポールポジション記録を樹立しましたね。

「僕は記録に関してはあまり重きを置いていないよ。もちろんジム・クラークの記録を破るなんて信じられない気分だし、偉大なドライバーたちに並んで自分の名前がそこに刻まれることに対してはすごく誇りに思うけど、今はとにかくこのチームで素晴らしい人々とともに戦えることを嬉しく思っているだけだし、こんなに素晴らしく速いクルマを与えてもらって、チームのために最大限の結果をもたらしたいというだけだよ」

 

ーーチームメイトのニコ・ロズベルグとの関係については?

「ニコはとても速いし、常に僕をハードにプッシュしてくれている。彼の存在があるからこそ、僕も常に全力で戦わなきゃいけないという気分でいられるんだ。去年もそうだったけど、これからだって、レースによっては彼の方が速かったり僕の方が速かったりということが見られるはずだ。

 バーレーンGPだって、彼はポールポジションを獲ったし、基本的に彼の方が僕よりも少し速かった。特に去年は彼の方が速かったけど、今年は僕が彼との差を縮めることができて、0.5秒だった差を0.3秒にすることができた。そうやって、去年彼に差を付けられたサーキットで今年はその差を縮めたいと思っているし、バーレーンもそのサーキットのひとつだったんだ」

 

ーーサーキットによって善し悪しがはっきりと分かれるのは、クルマのせい?

「僕らのクルマは2台とも完全に同じものだ。違いがあるとしたらセットアップの違いだけだけど、それもごく小さな違いにしかすぎない。基本的に僕らのセットアップの方向性はほとんど同じだからね。だからコース上で戦うことになっても、相手をオーバーテイクすることはかなり難しいと言えるだろう。予選での差は各セクターをきちんとベストで揃えられるかどうかの違いでしかない。だからミスでもなければせいぜい0.3〜0.4秒程度の差にしかならないはずだよ」

 

20140426-02

 

ーー中国GPのように雨のフリー走行ではウエットタイヤをセーブするために走行を控えざるを得ないケースも見られますが、フリー走行用のウエットタイヤを供給するという案についてはどう思いますか?

「もちろん僕だってもし自分が観客席で見ていたら、多くのドライバーが走り回っているのを見たいよ。最初の30分間はみんなガレージの中にいてコクピットにも乗らず、1〜2台のマシンしか走っていないというような状況は楽しくないよね。

 FP-1には最初の30分用のタイヤが用意されるようになったよね? パワーユニットのセーブも考えなきゃいけないとはいえ、そのおかげでFP-1の最初から走るクルマをたくさん見られるようになったのも事実だ。サーキットに見に来てくれるファンの人たちのことを考えれば、少なくとも各セッションにそういう工夫があっても良いような気はするね。

 もちろん、僕はいつだって少しでもたくさん走りたいしね!」

 

ーー現時点で最速のメルセデスAMGのマシンですが、今後の開発は?

「もちろんマシンの状態に満足しているわけじゃないよ。エンジニアたちと話し合ってもっとマシンの改良を進めなきゃいけない。現状、僕らのクルマはストレートが速いけど、ウエットコンディションではレッドブルがすごく速さを見せることからも明らかなようにかれらは高速コーナーをとても得意としているし、僕らはもっとダウンフォースが必要だ。確かに去年はレッドブルに対して空力面で大きな差を付けられていて、今年はそれを縮めることに成功したのは事実だけど、でも僕らはもっとやれることも事実だ。だからマシン開発もプッシュし続けていくよ」

 

(text by 米家 峰起 / photo by Wri2)

 

 

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