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REPORT【報道】

【特別記事】2025年最新版『DRIVING STANDARDS GUIDELINES』徹底解説

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 F1をはじめとしたFIA統括レースの全てで適用される『DRIVING STANDARDS GUIDELINES』(DSG)の最新版を解説しておこう。

 DSGとはオーバーテイク(バトル)に対するスチュワードの裁定基準であり、つまりは各ドライバーが遵守すべきルールであり(レギュレーションではないが)フェアなバトルを定める基準となっている。2022年からF1で明文化され、2024年からはF1以外のFIA F2、F3、フォーミュラリージョナル、F4などFIA統括レースの全てで適用されることになった。

 なお、2025年からは国際競技規則の付則Lに組み込まれて世界中のモータースポーツの裁定基準・バトル基準となるはずだったが、F1レースディレクターのニールス・ヴィティヒが突然解任されたことや昨年終盤に基準見直しが行なわれたこともあって、現時点では国際競技規則に組み込まれてはいない。

 DSGでは「インからのオーバーテイク」と「アウトからのオーバーテイク」に分けて基準が設けられている。また、「ストレートでのバトル」についても別途規定されている。

 ここではイラストを使って解説する。マシンの先端鋭角部分がフロントアクスル(フロントタイヤ軸)、白線がマシン中央(ミラー)を意味する。コーナーのエイペックス(頂点)に黒線を引いて示す。

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  • コメント ( 2 )

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  1. kiimu

    ありがとうございます!これは何度も見返すことになりそうな記事です!
    ・・・メモ帳サイズのハンドブックにして売り出す予定とかないでしょうか?wお家でレース見るときだけじゃなくサーキットに持って行って見たいですねー。
    ゲームのF1 24やiRacingとかもこれを基準にペナルティとか出てるんですかね。位置だけでなく、ロックした・してないのコーコントロール下だったかどうかはさすがに難しいのかなー。

    • MINEOKI YONEYA

      ドライバーもチーム関係者もファンも、みんながこれを理解した上でレースを見るべきですね。

      これが良いとか悪いとかいう議論もありますが、多少の穴はあるにしてもひとつの「基準」とはなり得るので、国内レースでも「F2とSFは違う」みたいな田舎ムーブかますよりこの基準に沿ってレースをするべきだと思うし(ルールが違うのではなくて、時代に合わせた変化が遅いだけ)、ゲームやiRacingも同じ基準でやって欲しいと思いますね。

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