【アプレゲールですいません。】コースサイドで見るF1
トロロッソがYouTubeにアップしている映像がなかなか素敵だったのでご紹介します。こちらの映像です。
Trackside With Toro Rosso
(https://www.youtube.com/watch?v=Z44kLeNinJg)
コメント欄に「うわっ、TVで見るのと全然違う!」とコメントしている人もいますが、実際、テレビで見ているのとは角度が違ったリアリティや迫力が感じられるのではないでしょうか。特に3:50〜のピエール・ガスリーとともに見る高速のターン4などは迫力満点です。
我々がコースサイドに行くとまさにああいった光景を見て「F1マシンって速いなぁ」と感じているのですが、テレビ映像ではいまひとつその速さや迫力が伝わっていないなぁと思っていました。画質が綺麗でブレもほとんどなくて、ピタッとマシンを安定して捉えているからこそ、そんなに速くないように見えてしまうのではないかと思います。
映像の終盤にはチーム代表のトストさんがターン12のイン側で「うちのクルマはブレーキング時にリアが不安定でフロントがアンダーで……お、今回のランでは直ってきたね」となかなか細かい指摘。それもそもはず、トストさんは大学生時代にレーシングドライバーとして活動しており、オーストリアのフォーミュラ・フォード1600でチャンピオンに輝いたことのある人。ご本人は「私には才能がないんだということが分かったから辞めたんだ。早く気付いて良かった」とおっしゃっていましたが……。
ちなみに0:10あたりからはブレンドン・ハートリーが自己紹介で正しい発音を聞かせてくれています。「It’s XXX here」と前後に別の単語がくっついているのでちょっと聞き取りづらいかもしれませんが、どう聞こえるか、チェックしてみてください。
(text and photo by 米家 峰起)
才能がないとわかったから辞めた。とおっしゃっていますが、そのことに気付くのがどれだけ凄いか、またスッパリとその道を切ることがどれだけ難しいか…。
やはり頂点の世界で戦う方々は本当にすさまじいのだなと感じました。
その中でもトストさんは実直で質実剛健、無駄なことが嫌いというお方ですからね。