REGULAR【連載】

20180211-01

 

 F1が開催されるサーキットは3つのセクターに分かれて計時されていますが、実はもっと細かく計測が行なわれています。

 

 サーキット内にだけ配信されているタイミングモニターの中にはその情報も含まれていて、僕がフジテレビのFP-1中継で「このラップではここで速かったですね」などと説明しているのは、これを見ているわけです。それがこちらの画面です。F1公式ウェブサイトでも配信されているタイミングモニターに比べて、3つのセクターがかなり細かく表示されているのがお分かり頂けるかと思います。

 

 各サーキットを25の“ミニセクター”に分けて、それぞれが標準・自己ベスト・最速と色分けされて表示されます。なので、例えば一番上のルイス・ハミルトンの表示のように、セクター1としては標準的なタイムだったものの3つめと4つめのミニセクターでは全車の中で最速だった、つまりターン2あたりでは攻めていたということが分かるわけです。

 

 サーキットによっては各セクターでストレート主体とか低速コーナー主体といったようにキャラクターがハッキリと分かれていて分かりやすいところもありますが、そうでない場合はこのようにミニセクターのどこが速かったのかを見ることで各車の速さの特性を知ることができるのです。

 

 と、とても便利な気がするこのミニセクター表示ですが、実はそんなに重用されていません。少なくともメディアセンターでは表示されませんし、各チームのピットウォールなどでも誰かが表示させているところは見たことがありません。

 

 というのは、細かすぎて分かりづらいから(苦笑)。リアルタイムで速い・遅いを分析するのは簡単ではありませんし、年齢が高めの人が多いメディアの間では適応が難しいようです(苦笑)。チームは後でGPSデータで詳細に分析することもできますから、これをリアルタイムで知る必要もそれほどありません。

 

 そんなわけで、詳しく知りたい人にはとても便利なミニセクター表示なんですが、多くの人には複雑過ぎて分かったようで分からないという微妙な存在のようです。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

 

 

 

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