【アプレゲールですいません。】モナコへ向けて出発……の前に
モナコGPは金曜日にお休みを挟むぶん始まりが1日早いので(金曜もF2のレースがあるので僕的には全然休みじゃないんですが……)、現地入りも1日早く、火曜日に出発です。スペインGPから帰ってきてからあっという間にもう次のグランプリ……早すぎです。
3月から怒濤の日々を過ごしてきたというかあんまり日本にいない日々でしたから、観たかったX JAPANのドキュメンタリー映画『We Are X』も観に行けないまま気付けば上映館数がほとんどなくなっていて、残念なことに。あまりに悲しかったので、すでにアメリカで発売されていたブルーレイを取り寄せてみました。もちろん日本で上映されたのは違って英語版のみですが(スペイン語字幕も入っているみたい)、予告編を見た限りでは日本語の字幕よりも英語の元の音声の方が直接的というかよりリアルな表現だったので、むしろ英語版の方が良いのかもと思ったり。
残念ながら、そのブルーレイも観る余裕がないままモナコへ行くことになってしまいました。というかまぁ、きっとツラい内容でもあるので、しっかりと観るための気持ちの整理が付かなかったというのもありますが……。
ちなみに、知り合いから聞いた話ですが、どこかの記事のコメント欄に「ヨネヤは英語もできない」なんて書いてあったそうですが、なんでそんな話になるのかさっぱり分かりません(苦笑)。
もちろんネイティブ並みに話せるわけじゃないけど、そんなにヘタでもないと思うし「あなた香港人? シンガポール人? 日本人じゃないでしょ、日本人はもっと英語ヘタだもの(苦笑)」とか言われることもありますからね(笑)。世界でどんだけバカにされてんだよ日本人の英語、って話ですが(苦笑)。まぁそれは英語能力と言うより発音がほとんどなんでしょうけどね。僕自身の英語力でいうと、ボキャブラリーが足りないなというのは認識しているしまだまだ成長が必要でしょうけど、たとえ単語を知らなくても他の言い回しで言い換えれば良いだけのことですからね。
なんか、たまにTwitterに書かれるコメントとか見ていても思うこともあるんですが、ネット上の情報ってものすごく近視眼的というか、一部だけを見て分かった気になっている見方が少なくないような気がします。僕が英語ができないと思った人も、きっと何かの情報を見てそれだけでそう思い込んだんでしょう。たとえその情報を見たとしても、もしTV中継で僕が無線の翻訳をやってるのを見ていたら、そうは思わなかったでしょうけどね。
僕がアンチトヨタだと思ってる人も多いみたいでビックリしたんですが、全然違うし。記者会見のあり方は批判したけど、それとこれとは全く別の話ですからね。別にホンダ寄りでもないし、アンチトヨタでもないし、たまたまトヨタさんについて取材したり書いたりする機会が少ないからトヨタを礼賛するような記事もないというだけで、もしトヨタの何かを取材して共感したり感動すればアンチトヨタの人に「あいつはトヨタの提灯持ちだ」って言われるような記事も書くでしょうしね(苦笑)。
実はまだトヨタさんがF1に参戦していた2008年に『F1の教科書』という子ども向けの本を企画したことがあって、トヨタさんがこの企画をものすごく気に入ってくださり全面的にバックアップしてくださって、トヨタF1チームへの取材も全面的に協力してもらったし、全国の小学校に寄付するということまでやって頂きました。いまだに「子供の頃に学校で見ました」とか「学校の図書室にあります」とか言われることがあって、すごく思い出に残っている仕事のひとつだし、トヨタさんのおかげで実現した面も大きかったのでとても感謝しています。
またあんなワクワクするような仕事がしたいなぁ。
モナコGP出発直前に何が言いたかったのかよく分からなくなりましたが(苦笑)、まぁ、人間って一面だけ見たって分からないってことですね。
(text and photo by 米家 峰起)
F1ファンで、この本を知らない人がいるのならその人はファンではないですね。またやりましよう!楽しい企画!モナコリポートも楽しみにしてまーす。
そう、楽しい企画をやりたいですね! ホンダさんもこんな本いっしょに作らせてくれないかな〜。マクラーレンがイヤって言うだろうなぁ〜(笑)。