【マクラーレン・ホンダ短期集中連載】⑤チームを巡る政治「イメージを守りたいマクラーレンと弱腰のホンダ」
短期集中連載の第5回目は、メディアを騒がしているマクラーレン・ホンダを巡る混乱について解説していく。チーム側からはホンダの性能不足・信頼性不足を指摘するコメントが多数発せられ、ついにはホンダとの提携解消検討でメルセデスAMGにパワーユニット供給の可能性を打診というニュースまで報じられることとなった。その背景にはチーム内で巻き起こっている政治的混乱がある。
【ホンダ批判は、マクラーレン新首脳陣の保身のため】
バルセロナ合同テスト2週目、初日にエリック・ブリエが「車体挙動の不安定さはパワーユニットのドライバビリティの悪さによるもの」とコメントしたのを皮切りに、2日目にはフェルナンド・アロンソが「車体には一切問題がない、問題はホンダだけ」と正面からホンダを批判するコメントを発して、メディアではマクラーレン・ホンダに関するネガティブな話題で持ちきりとなった。その直前には、スペインの新聞が「マクラーレンがホンダとの提携解消を検討」と報じてもいた。
これらは、この連載ですでに述べてきたようなホンダの性能不足に対するマクラーレン側の不満もあるが、開幕戦で好成績を挙げられないことがほぼ明らかになったことで、それが現実となった時に批判が全てホンダに向くように仕向けるためのものだった。
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