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2016 RESULTS

【2016年 FIA F1世界選手権リザルト】

2016 RESULTS

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 2016年シーズン全21戦のリザルトは上記の通り。予選・グリッド・決勝、全21戦の各平均値、チームメイト比較を一覧にした。

 

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 メルセデスAMGの2人を見ると、予選でトラブルやベルギーGPでの6基目以降のパワーユニット投入があったため予選とグリッドではニコ・ロズベルグが圧勝となっているが、リタイア(DNF)を除けば決勝ではルイス・ハミルトンの方が上位に立っている。予選ではこうしたトラブルに見舞われながらも12対9とハミルトンがロズベルグを圧倒。それでも決勝では10対10のイーブンとなり、この差がタイトルの行方を決めたとも言える。

 

 2015年は全19戦中、メルセデスAMG勢が表彰台に立たなかったのは2戦のみ(ハンガリー、シンガポール)、2人とも表彰台に立ったのが15戦(78.9%)もあったのに対し、2016年はハミルトンのトラブルもあって2人表彰台は全21戦中13戦(61.9%)と大幅に減り、実はメルセデスAMG独走というシーズンではなかった。ただし2人ともに表彰台を逃したのは同士討ちのスペインのみで、常にメルセデスAMGのどちらかが上位にいたことがこうしたイメージを醸成したのだろう。

 

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 メルセデスAMG勢以外で表彰台(オレンジ色)に立ったのは、前半戦はフェラーリだったが、後半戦はレッドブル。特にフェラーリは第9戦オーストリア以降は表彰台から遠ざかってしまい、第14戦イタリアと第21戦アブダビの2回のみとなってしまった。逆にレッドブルは第9戦オーストリア以降はほぼ毎戦表彰台に上っており、このあたりから両者の実力が完全に逆転したことが分かる。

 

 3強チーム以外で表彰台に立ったのは、フォースインディア(モナコ、ヨーロッパ)とウイリアムズ(カナダ)の3回のみ。2015年はメルセデスAMG、フェラーリの2強以外ではウイリアムズ(4回)、レッドブル(3回)、フォースインディア(1回)、ロータス(1回)と分け合っている。

 

 全体を見渡すと、決勝での入賞(水色)は上位5チームに集中しており、トロロッソやマクラーレンが時々入賞し、それ以外はかなり稀なチャンスを掴んで数少ない入賞を果たしたかたちとなっている。

 

 どのチームも予選・決勝の平均値を見るとチームメイト同士の差がほとんどなく、全ドライバーがチームの実力をほぼ出し切ったシーズンだったと言える。

 

(text by 米家 峰起)

 

 

 

 

 

 

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