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【決勝】アントネッリ初優勝、ハミルトン跳ね馬初表彰台【2026 Rd.2 CHN】

2026 Rd.2 CHINA

 3月15日現地時間15:00、第2戦中国GPの決勝が行なわれた。気温は16.0度、路面温度は23.5度、風はメインストレート追い風で2〜4m/s前後。

 アレクサンダー・アルボンは予選後にサスペンションセットアップを変更し、ピットレーンからのスタートが義務づけられた。これでフェルナンド・アロンソが18番、バルテリ・ボッタスが19番、ランス・ストロールが20番、セルジオ・ペレスが21番グリッドに繰り上がった。

 加えてランド・ノリスは電気系トラブルで14:20〜14:30のピットオープンの間にレコノサンスラップに出ることができず、ピットレーンスタートとなった。マックス・フェルスタッペンはアクティブエアロのトラブルに見舞われてグリッド上でリアウイングの交換を強いられ、ガブリエウ・ボルトレートとオスカー・ピアストリのマシンもトラブルが発生しピットへと押し戻される。4台ともにスタートできずリタイアとなった。

 1ストップ作戦が予想される中、スタートに向けて上位は多くのドライバーがミディアムタイヤを選択し、ノリスがハード、レッドブル勢だけが中古ソフト。中団勢はハードが中心で、リアム・ローソンとカルロス・サインツ、ペレスだけがミディアム、ボッタスだけがソフトを選択した。

 

【第1スティント】

 スタートでポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリが好発進を決めるが、2列目のフェラーリ勢がさらに好発進で3番グリッドのルイス・ハミルトンがトップへ。アントネッリが2位で続きシャルル・ルクレール、ラッセルと続く。

 オリバー・ベアマンはターン11でオーバーシュートし、そのベアマンを抜いて行こうとしたイザック・アジャがターン13でスピンオフ。ベアマンもその煽りを受けてコースオフ。レーシングブルズ勢はフランコ・コラピントにバックストレートで並びかけてあわやという場面も。後方ではペレスがターン3でボッタスと接触してスピンを喫するが走行を続けている。

 アジャはピットインしてハードに履き替える。

 首位はハミルトン、2位アントネッリ、3位ルクレール、4位ラッセルと続き、5位にピエール・ガスリー、6位コラピント、7位リアム・ローソン、8位エステバン・オコン、9位アービッド・リンブラッド、10位カルロス・サインツとなるが。3周目にはスタート発進で大きく出遅れたフェルスタッペンがサインツを抜いて10位へ上がる。スタートで11位まで上がったアロンソはポジションを落としていく。

 2周目のターン14でアントネッリがハミルトンを抜き、ラッセルも3周目のターン1でルクレールを抜いて3位へ。ラッセルは4周目のターン1でハミルトンを易々と抜いて2位へ。メルセデスAMG勢はタイヤマネージメントをしながらじわじわとフェラーリ勢を引き離していく。

 フェルスタッペンは5周目のターン1でリンブラッドのアウトから抜こうとするがコースオフして抜けず。8周目のターン14でハードタイヤのリンブラッドがミディアムタイヤのローソンのインに飛び込むが、ロックアップしてオーバーシュートし抜けず。アロンソは6周目のターン14でリアロックの症状に苦しみ、ボッタスにも抜かれて15位まで後退し、ストロールが16位。

 9周目にリンブラッドに抜かれたローソン、ベアマンに抜かれたフェルスタッペン、サインツがピットインしてハードに履き替える。

 その直後の10周目にストロールがバッテリートラブルにより突然電源が落ちてターン2でストップ。これでセーフティカー導入となり、ミディアム勢はペレス以外の全車がピットインしハード勢だけがステイアウトする。

 これで首位アントネッリ、2位にステイアウトしたコラピント、3位オコンとなり、4位ラッセル、5位ハミルトン、6位にリンブラッド、7位ルクレール、8位ヒュルケンベルグ、9位ガスリー、10位ベアマン、11位アロンソ、12位ローソン、13位フェルスタッペンの順となった。アジャもここで2セット目のハードに履き替えて最後尾17位。ラッセルは1ストップで最後まで走り切るのはチャレンジングだと報告している。

 

【第2スティント】

 レースは14周目に再開。アントネッリはターン16の手前から加速して後続を引き離し、オコンがターン1でコラピントに迫るが抜けず。ラッセルはターン6でロックアップしてハミルトンが4位に上がった。

 ハミルトンはターン14でオコンを抜いて3位へ。グリップ不足に苦しむラッセルは15周目のターン1でルクレールにも抜かれて6位に下がる。ルクレールはターン14でオコンも抜いて4位へ。さらに16周目のターン3でコラピントも抜いて3位に上がった。ラッセルもグリップを回復してターン3でオコンを抜いて、17周目にはコラピントも抜いて4位まで挽回する。アロンソは次々と抜かれてキャデラック勢にも先行を許し、最後尾17位に後退した。

 首位アントネッリに対し2位はミルトンが追撃。3位ルクレールと4位ラッセルは1.8秒ギャップをおいて走行するが、やがて4台の集団になっていく。

 アルピーヌ対ハースの戦いが激しく、18周目のターン14でオコンが5位コラピントに並びかけるが抜けず、ベアマンは 7位ガスリーを抜く。19周目のターン3でフェルスタッペンがガスリーを押し出すようにして抜くが、ターン6でポジションを戻す。コラピントはターン8でワイドになりながらもオコンを抑える。ターン14ではベアマンがオコンに並びかけるが抑え、ターン16でベアマンが先行。20周目のターン2ではフェルスタッペンがガスリーのインに飛び込んでパス。

 21周目にはフェルスタッペンが攻防の末にオコンを抜いて7位へ。ターン14でベアマンがコラピントを抜いて5位に上がった。

 24周目のターン14でルクレールがハミルトンのインに飛び込んでパス。続く25周目のターン1〜2でサイドバイサイドでハミルトンがアウトに並びかけるがルクレールも譲らず。ラッセルが一気にハミルトンに迫るが、なんとか抑え込む。この間にアントネッリとの差は4秒まで拡大する。

 26周目のターン14ではハミルトンが再びルクレールの前に出て27周目のターン1でルクレールが再度逆転。ハミルトンはターン6、ターン7でインを狙い。ターン9でインに飛び込んでパス。しかしルクレールはスイッチバックで再逆転。これでアントネッリのギャップは7秒まで拡大した。

 27周目のターン14でラッセルはハミルトンを抜いて3位へ。ラッセルは28周目のターン14でルクレールの背後に迫るが抜けず。リンブラッドがターン14でロックアップしてスピンを喫し、自力で復帰するが中団最後尾の14位まで後退を余儀なくされた。ガスリーは29周目にコラピントを抜いて7位に上がる。

 ラッセルは29周目のターン14でルクレールを抜いて2位へ浮上。しかしこの時点でアントネッリとのギャップは7.9秒。これを見てアントネッリはペースを上げるが、ラッセルがじわじわとギャップを縮めていく。

 29周目にオコンがピットインしてミディアムに履きかえるが、スローストップとなる。31周目にはアロンソがピットインしてミディアムに履き替えるが、その前からバイブレーションを訴えておりすぐにピットに戻りリタイアする。

 32周目にはコラピントもピットインしオコンの前で戻る。その直後、33周目のターン2でオコンがコラピントのインに飛び込むが接触してスピン。オコンはフロアボードにダメージを負い、10秒加算ペナルティを科された。34周目にはステイアウト勢のヒュルケンベルグもピットインしペレスの後方最後尾で戻る。

 35周目のターン14でハミルトンがルクレールをパスし、次のターン1で抑え込む。この間に2位ラッセルとのギャップは6秒まで拡大する。39周目には再びルクレールがターン14でパスし40周目のターン1〜2でハミルトンが逆転する。

 首位アントネッリと2位ラッセルはファステストラップを更新しながらプッシュ。一進一退の攻防を続ける。

 43周目にステイアウトしていたリンブラッドがピットインしてミディアムに履き替えるが、キャデラック勢の間15位まで後退する。45周目にフェルスタッペンがターン6のブレーキングでトラブルを抱え、スローダウンを指示されてリタイアとなった。オコンもピットインして10秒加算ペナルティを消化し、ダメージを負ったフロアボードを取り外してコースに戻った。

 アントネッリは好ペースを維持し続け、フェラーリ勢とのバトルで酷使したリアタイヤのデグラデーションが進んだラッセルを寄せ付けず。53周目にはファステスト更新ペースで走っていたもののターン14でロックアップしてコースオフ。これでギャップは再び7秒まで縮まったものの56周を走り切ってトップでチェッカーを受け、余裕の初優勝を飾った。

 2位にラッセル、3位ハミルトンがフェラーリで初表彰台を獲得、4位ルクレールのトップ4に続き、トップから57秒差の中団トップの5位にベアマン、2.3秒差まで迫ったガスリーが6位、7位ローソン、8位アジャまでが同一周回で、9位サインツは10位コラピントを抑え切って今季初入賞を果たした。

(text by 米家 峰起 / photo by Pirelli)

 

  • コメント ( 1 )

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  1. bando

    F1TVで見てたらサッシャと中野さんの声が流れてきて、ああそうかと思ったんですが、クオリティは去年と同じでフジでもこれが続くんだなって思いました。
    何年契約か分かりませんが、来年以降は徐々にフジのアナウンサーが入るようになっていくんでしょうかね。

    フジはDAZN組の移籍へのハードルを最大限下げることに成功しており、フジにとっては素晴らしい人選だと思います。

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