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【決勝】ラッセル優勝、フェラーリ健闘もメルセデスAMGが1-2【2026 Rd.1 AUS】

2026 Rd.1 AUSTRALIA

 3月8日現地時間15:00、開幕戦オーストラリアGP決勝が行なわれた。気温は24.0度、路面温度36.5度。風はメインストレートの右後方から1.0〜3.1m/s。

 14:20に開始となったレコノサンスラップで、オスカー・ピアストリはターン4出口の縁石の段差でシフトアップして挙動を乱し、スピン状態で右フロントから左側のウォールにクラッシュ。スターティンググリッドにつく前に地元レースを終えることとなった。

 ニコ・ヒュルケンベルグはマシンに問題を抱えてグリッド上で右側サイドポッド内の作業を強いられ、修復ができずピットレーンへと押し戻されることとなった。

 予選でタイムを記録できなかったマックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツ、ランス・ストロールはそれぞれ20位、21位、22位グリッドからの出走が認められた。

 

【第1スティント】

 スタートではほぼ全てのミディアムタイヤを選択し、ピットスタートとなったヒュルケンベルグと後方グリッドのフランコ・コラピントとバルテリ・ボッタス、フェルスタッペンがハードタイヤ、フェルナンド・アロンソとサインツがソフトタイヤを選択した。

 スタートでポールポジションのジョージ・ラッセルが好発進を決めたものの、クラッチミート後のホイールスピンで出遅れ、好発進から好加速を見せたシャルル・ルクレールが一気にトップに立った。ルイス・ハミルトンはターン1でワイドになったもののターン11でアービッド・リンブラッドを抜いて3位へ。

 イザック・アジャも4位に上がり、6位にランド・ノリス、2番グリッドのアンドレア・キミ・アントネッリが反応も悪く7位まで後退。8位にエステバン・オコン、9位ピエール・ガスリー、そしてアロンソは混乱を縫って10位までポジションアップ。スタート手順違反のフランコ・コラピントにはストップ&ゴーペナルティが科され、コラピントは9周目にこれを消化する。

 2周目のターン11でラッセルはルクレールを抜いて首位を取り戻し、アジャもペースの上がらないリンブラッドを抜いて4位に上がった。しかしルクレールも3周目のターン9でラッセルを抜き返して再びトップに立つ。アロンソは3周目のターン9でガブリエウ・ボルトレート、ターン11でオリバー・ベアマンに抜かれ12位に後退、4周目にはフェルスタッペンがアレクサンダー・アルボンを抜いて13位に上がり、アロンソの背後に迫り5周目のターン3で抜いていく。アロンソはターン9でアルボンにも抜かれた。

 アントネッリは5周目のターン1でリンブラッドを抜いて5位へ。6周目にはアジャも抜いて4位に上がった。

 6周目のターン11ではラッセルがルクレールのインをうかがうが抜ききれず、危険なドライビングだと訴える。トップ3台が4位アントネッリに4秒の差を付けているが、アントネッリはファステストペースで一気に追いかけていき、上位集団は4位の争いとなる。

 ラッセルは8周目のターン3でルクレールを抜くが、ルクレールがターン9で抜き返す。ラッセルは翌9周目のターン1で前に出るがロックアップし、ルクレールがクロスラインで再逆転。ハミルトンが背後に迫るがルクレールはなんとかこれを抑え込む。

 11周目にアジャーが白煙を上げてターン9の手前にストップ。これでVSCとなる。ここでノリス、オコン、ガスリー、サインツ、リアム・ローソン、アロンソ、ストロールがピットインしてハードに履き替え、12周目にはメルセデスAMG勢もピットインし、ステイアウトしたフェラーリ勢が1位・2位、ラッセルが3位、リンブラッドが4位、アントネッリが5位、フェルスタッペンが6位、ベアマン、ボルトレート、ノリス、オコンと続く。アロンソは16位、ストロールは18位。ソフトタイヤを履いてコースインしていたアロンソは14周目にピットインしてエンジンを止めた。

 

【第2スティント】

 14周目にVSC解除となり、フェラーリ勢が3位ラッセルを10秒差でリード。15周目のメインストレートでアントネッリがリンブラッドを抜いて4位に上がった。

 17周目にターン14イン側でバルテリ・ボッタスがピットに戻ろうとしたが突然駆動を失ってマシンを止め、再びVSC。ここでリンブラッド、フェルスタッペン、ベアマン、ボルトレートがピットイン。ピットエントリーがクローズとなり、フェラーリ勢はピットインできず。

 20周目にVSC解除となり、フェラーリ勢の6秒後方の3位ラッセルが0.6〜0.8秒速いペースでギャップを縮めていき、その6秒後方に4位アントネッリ、12秒後方にノリス。フェルスタッペンはターン9でリンブラッドをパスして6位へ。

 ガスリーはターン3でオコンのインに飛び込んで接触しフロントの翼端板にダメージを負った。

 25周目にルクレールがピットインしハードタイヤに履き替え、ラッセルの16秒後方、アントネッリの7秒後方でコースに戻る。このタイムと引き換えに13周のタイヤオフセットを得たことになる。首位に立ったハミルトンはステイアウトを続け、ラッセルを抑える。アロンソはマシンの確認後、修正を加えて11周遅れで再びコースへ戻った。

 ラッセルは28周目のターン9でインに飛び込んでハミルトンをパスし首位に立った。ここでハミルトンがピットインしハードに履き替えてルクレールの6秒後方で4位をキープしてコースに戻る。

 

【第3スティント】

 34周目にターン9の手前にコース上にペレスのフロアボードが飛び、VSCが出されマーシャルが回収。すぐにVSC解除となる。ボルトレートとウイリアムズ勢、ローソンがピットイン。アロンソもピットに戻ってパーツセーブのためリタイアを選択した。

 フェルスタッペンが背後に迫ったノリスもピットインしてミディアムに履きかえ、2ストップ作戦に切り替え8位に後退する。36周目にはストロールもピットインしガレージにマシンを戻した。オコンはターン11でガスリーを抜いて9位に上がった。

 38周目のターン3でノリスがベアマンをパスして7位へ。さらに前のリンブラッドにも追い着き、39周目のターン1で抜いて6位に上がった。後方ではガスリーがターン9でオコンを抜き返し、ハードのフレッシュタイヤに履き替えたボルトレートもターン1でオコンを抜いて10位へ。さらにガスリーも抜いて9位に上がる。

 40周目のターン1でベアマンがリンブラッドをパス。リンブラッドはターン3で食い下がるがベアマンが抑える。リンブラッドはターン9でも並びかけるがベアマンが7位を死守する。

 フェルスタッペンは41周目にピットインしてハードタイヤに履き替え、ノリスの4秒後方で戻る。43周目にはファステストラップを記録し、7周のオフセットでノリスを追いかけていく。46周目にはサインツが3回目のピットストップでソフトに履き替え、コラピントもこれに続いた。トップが50周目を迎えたところでストロールは15周遅れでコースに復帰した。

 首位に立ったラッセルはタイヤマネージメントやエネルギーマネージメントに徹しながらマシンをフィニッシュまで運び、58周を走り切って危なげなくトップでチェッカーを受け2026年の開幕戦を勝利で飾った。アントネッリも5秒差で走行を続け、メルセデスAMGが1-2フィニッシュを飾った。

 ルクレールはメルセデスAMG勢を追いかけることはできず3位、ステイアウトし戦略面で不利になったハミルトンは背後まで迫ったものの4位。

 フェルスタッペンはノリスの1秒以内まで迫っていたものの、終盤はじわじわとペースを落としてしまい、ノリスが単独で5位フィニッシュとなった。

 ベアマンが7位で中団トップとなり、リンブラッドはボルトレートの追撃を抑え切って8位でフィニッシュ。ガスリーはオコンを抑え切って10位で入賞を果たした。

(text by 米家 峰起 / photo by Pirelli)

 

  • コメント ( 3 )

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  1. hanabi88

    前半戦はフェラーリ×メルセデスのバトルが有りとても迫力のあるF1らしいレースでした。
    中盤戦以降エネマネとタイヤ戦略、VSC等によりメルセデス勢がリードを拡げフェラーリが付いて行けないアドバンテージを築き1.2フィニッシュ恐るべしメルセデス。
    アロンソ、ストロールはバッテリーを温存しながらの走行でしたが周回数を重ねることでPUのデータ収集が出来たと思います。
    次戦までに、Sakuraでバッテリー4基全てが使えるようになることを期待しています。

  2. N.Tatsuya

    「見た目上」は、より面白くなったと思います。ライト層にはこちらの方が良いでしょうね。ただ、情報量が多い、慣れるのにも予測を建てるにも時間がかかりそうですね。とはいえ、やっぱレースって面白いなと思いました。NEXTコメンタリーも初体験でしたが、これはこれで好きです。

  3. hirachan100

    ブーストは、諸刃の剣で見た目上のバトルは演出してくれるかもだけど、余程こなれてこないと、使い所が難しいくて使わなくなるって感じかな。

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