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【決勝】角田裕毅とベアマンのインシデントを詳細解説【2025 Rd.19 USA】

 角田裕毅はUSGP決勝の34周目のターン15でオリバー・ベアマンと交錯し、ベアマンがコースオフしてポジションを落とした。

 このインシデントについて解説しておこう。

 スチュワードはこのインシデントを「調査対象」とはせず、レースコントロールはこの件をNOTEDとしておらず、スチュワードからも「調査不要」とのメッセージが出ていないことから、レースコントロールからスチュワードに対して調査対象とすべきと報告していないことも分かる。

 このインシデントに関してどちらのドライバーにもペナルティは科されていないが、審議が行なわれていないためその理由は明らかにされていない。

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  • コメント ( 8 )

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  1. kino0905

    当時見ながら同じように思いました。レギュレーション上の穴を突いた際どいブロックだと思います。ベアマン側も、角田がライン変更せずあのままインに飛び込めたとして、果たして角田を押し出さずにオーバーテイクできたかは微妙だと思いますが…
    ベアマンのペナルティポイントを把握したうえで、引く公算が高いからやったのであれば救いようはありますが、どちらにせよ今すべきムーブではなかったように思います。
    例え立ち上がりラインがしんどくなるとしても、締めるべきスペースは最低限締め切っておかないと、ずっとインシデントが匂うドライバーになってしまうと思います。
    頑張れ。

    • MINEOKI YONEYA

      L34のターン15にしても、もう半車身だけ左側で「ブロック」「スペース潰し」の意思表示をしていれば、「相手に引かせる」ドライビングになっていたんですけどね。モンツァのLAWと当たった時も、メキシコでRICと当たった時もそうだったなぁ。ある意味でTSUとしても「だろう運転」なんでしょうね。。。

      • kino0905

        難しいことを要求してはいるんですけどね。でもトップドライバー達が5回に1回やるような際どい動きを、5回に3回やってるのが今だと思うので…
        まあベアマンも角田も、レース直後のメディアでああ言ってはいても後でデータ見て反省はするでしょうし、温かい目で見守っていこうと思います笑

  2. Runbe

    詳細な解説ありがとうございます!
    質問なのですが、
    「相手を引かせる・相手に引く余地を与える」ドライビングを
    今回の場合に当てはめると、

    ”相手を引かせる” → ”微妙なスペース”を残さない
    ”相手に引く余地を与える” → 相手が引くことを期待した幅寄せはしない

    という理解で良いですか?

    • MINEOKI YONEYA

      「相手に引く余地を与える」は、もう少し早めのブロックとか、早い段階でその意思表示をするということですかね。
      BEAが言うように「自分が動いた後に反応して動いた」なんて、場合によっちゃ後続車はどうすることもできないわけで。
      大事なのは自分がどう思うかじゃなくて、相手がどう思うか・反応するか、ですから。。。

      • Runbe

        返信ありがとうございます。
        より詳しく解説いただいたことで、米家さんが他の記事や動画で話されていたことも含めて、よりクリアに理解できた気がします。

        「相手に引く余地を与える」というのは、早い段階での意思表示をすることで、相手が反応したり判断したりする“選択肢”を残すこと。
        その結果として「相手を引かせる」ことになったり、相手が安全に避ける動きを取れたりする、というイメージで腑に落ちました。

        そのうえで、これまで米家さんが解説されてきたトップドライバーとの違いを自分なりに整理すると、
        この“早い段階”の見極めこそがポイントで、トップドライバーは相手のスタイルを測ったうえで、ギリギリのラインにそのタイミングを設定している。
        一方で、角田くんを含めインシデントが多いドライバーは、この“早い段階”が遅すぎたり、明確でなかったり、相手のスタイルの読みが甘く、結果として楽観的な動きになってしまっている――そんな印象を受けました。

        そう考えると確かに、インシデント後によく聞く「あいつが突然突っ込んできた」というセリフも、
        トップドライバー同士の場合は“想定の範囲内”でお互いに引く余地を残しているから大きな接触にはならない。
        でも、判断がわずかに遅れたり、相手の動きを読み切れないドライバーが同じ言葉を口にする時は、実は“その余地を自分が消してしまっていた”ということなんでしょうね。
        今回のサインツのように、それが結果的にリタイアへと繋がる。まさにそういう違いを感じました。

        そしてあらためて、F1ドライバー、特にトップドライバーたちの凄さを実感しました。
        今回の理解で、少しだけ“プロ角田ファン”に近づけたような気がします!

  3. bando

    ベアマンはベルギーの予選の件もあり、角田くんはかなり根に持たれているのでしょうね。

    ベアマンが好戦的(ガツガツ来る)のは今に始まった事ではないので、そういう意味では、ベアマンに来させないようなドライビングができたらさらに良かったですかね。

  4. みっつぃ〜

    今回のインシデントが実例になり、かなりわかりやすかったです。
    引かせる、引く余地を与えるを意識して、バトルを見ていこうと思います。
    みる目を養わないと難しそうですがね。

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