【決勝】マクラーレン A・ステラ代表「いつ起きるかの問題、その時が来ただけ」【2025 Rd.10 CAN】

【ノリスとピアストリの接触について】

――チームメイト同士の接触が起きてしまいました。

「これまで何度も『起きるかどうか』ではなく『いつ起きるか』の問題だと言ってきたが、その『いつか』が2025年のカナダだった、というだけのことだよ。マクラーレンの2台が接触するのは我々のチーム理念（プリンシプル）に反することであり、決して見たくない光景だが、今日それが起きてしまった。これは単純な計算ミスと判断ミスの結果であり、本来なら起きてはならないが、同時にこうしたこともまたレースの一部でもあるんだ。そんな中で我々が評価したのは、ランド（・ノリス）がすぐにその状況を受け入れ、自らの責任を認めて謝罪したことだ。彼はチーム全体に対してすぐに謝罪し、チーム代表である私のもとにも謝罪に来てくれた。極めて重要なのはこうした出来事にどう反応しどう向き合うかで、今回の一件はチームにとって大きな学びとなるはずだ。この学びというのは頭で理解していたつもりでも、実際に経験して初めてその痛みを実感するという意味での学びであり、これは今後のチーム内の競争、そして我々のレースへの向き合い方をより強固なものにしてくれるはずだ」

――クラッシュ後のチームの雰囲気はいかがでしたか？