【分析】予選シミュレーション：トップ4の速さと混戦の中団、ウイリアムズは見た目以上に苦しい？【予選車速】

　2025年バーレーン合同テストの中で行なわれた予選シミュレーションの車速データを分析し、各マシンの領域別の実力を分析していこう。

　3日間総合では2日目にカルロス・サインツ（ウイリアムズ）が記録した1分29秒348が最速で、2位・3位フェラーリ勢までが2日目のタイムとなった。

　しかし2日目は気温・路面温度ともに異常に低く、リアのオーバーヒートとデグラデーションがほぼ皆無であるため本来のマシン性能からはほど遠いコンディションとなっている。そのためここでは最も気温・路面温度が高かった3日目のデータを元に分析を行なう（それでも路面温度は昨年のバーレーンテストより8.9〜9.7度も低い）。

　テスト最終日はメルセデスAMGのジョージ・ラッセルが1分29秒545の最速タイムを記録し、2位のレッドブルのマックス・フェルスタッペンが0.021秒の僅差、3位ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンも0.105秒差に着けた。

　このテスト最終日の各チームの自己ベストタイムを記録した予選シミュレーションの車速データをまとめると、以下のようになる。