2024
【戦略分析】角田裕毅、確実に存在していた10位入賞チャンス【2024 Rd.11 AUT】
オーストリアGP決勝の中団グループはハース勢(白色)とアルピーヌ勢(ピンク色)、そしてダニエル・リカルド(紺色)の争いとなった。
こちらは角田裕毅(紺色・点線)を中心としたギャップグラフ。中央が角田で、中央より上が角田より前方、下が角田より後方で、離れるほどギャップが大きい。黃色の線がピットウインドウで、ピットストップしても逆転されない範囲を示している。オレンジ色はSC/VSCウインドウで、SC/VSCでピットインできる範囲を示す。
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RB角田くんの2回目のピットストップは、どの面からみてもベストからは程遠かったですね。
結果的にはこうなりましたが、ピット1回目でステイアウトする判断までは妥当だったように思います。
1回目で作ったオフセットを生かせないまま終わってしまったのは残念でした。
アルピーヌはチームメイトのバチバチでレースを盛り上げたという観点から見れば素晴らしいですが、戦略としてはかなりやらかしてます。
チームメイト同士を離すという意味でも、戦略をわけるべきでした。
ハースのマグヌッセンはヒュルケンベルグのために後続を抑えたのか、ただ単についていけなくて結果的にそうなったのか、個人的な感想では後者ですね。
ハースが完璧な戦略をかまして、前のチーム(アルピーヌ、レッドブル、ノリス)が自滅して、アストンはただ単に遅いという、ハースにとってはこれ以上ない週末になりました。
スペイン前は落ち目に見えましたが、素晴らしい盛り返しです。
逆に言えば、今後も些細な要因で中団の勢力図が変わり得るということです。
ますます楽しみですね〜。