2024
【決勝】D・リカルド「スタートの問題を改善する必要がある」【2024 Rd.7 ERM】
ーーエミリアロマーニャGP決勝は9番グリッドからのスタートでしたが、13位に終わってしまいました。
「クリーンエアで走っているときのペースは良かったんだ。おそらく(ニコ・)ヒュルケンベルグよりも0.1〜0.2秒は速かったと思う。だからスタートさえ上手く決まっていればレースは全く違った展開になっていたと思う。ただハードタイヤでのフィーリングは全然良くなくて、ピットアウトした瞬間からタイヤのピークパフォーマンスが全然感じられなかったんだ。マシンバランスが良くなかった。それでもペース自体はライバルに比べても悪くなかったと思うし、スタートが全てだったね」
ーースタートが良くなかった原因は分かっているのでしょうか?
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RBはチームとしての戦い方を真剣に考えた方がいい気がします。
リカルドの1周あとに角田くんをピットインさせたら、角田くんはアンダーカットできる可能性があるけど、リカルドは無理。
リカルドがヒュルケンベルグをアンダーカットできるタイミングまで角田くんのピットを待てば、ヒュルケンベルグに対応できる選択肢がよりひろがったと思います。
ヒュルケンベルグステイ→角田もリカルドもアンダーカット成功。もしくは角田はとりあえずステイアウトしてついていく、リカルドはアンダーカット成功。
ヒュルケンベルグピット→角田はステイアウトしてオフセット、リカルドはヒュルケンベルグのピット次第(ミスればワンチャン抜ける。ミスらなければヒュルケンベルグの後ろでプレッシャをかけ続けてタイヤを使わせる。)
1ポイントが最後に効いてきたりするので、こういう考え方をもってもいいんじゃないかな〜
結果論としてはスティント伸ばして長さが均等なスティントにしたほうが良かったのだけど、抜きにくくポジション重視と言われるイモラにおいて、あのタイミングで直接のライバルであるハースの前に出ることが最重要。
最悪なのは、リカルドはカバーされて角田くんもオフセット作っても抜けなかったパターン。その可能性を回避するにはあの時点がアンダーカット仕掛けるタイミングだったとも言える。
まあ、とにかく今回の最大の失敗はスタートでヒュルケンおじに前に出られてしまったこと。あれがなければメルセデスとは言わなくともそれなりにいいペースで、ハースのトレインを利用して中段勢にギャップを作れていただろうし、対ハースではなく対アストンで戦えていたであろうことを考えると残念。
スタートがレースを難しくしたことは間違いないですね。
チームとしてのリスクヘッジをしっかり取らないと、
ハースにしてやられてしまうのが心配です。
今回、もしヒュルケンベルグがステイアウトしていたら、サウジアラビアと同じようにマグヌッセンにブロックされ、
ヒュルケンベルグ9位、ストロール10位、マグヌッセン11位、角田12位、という結果も有りえました。
タイヤ差が絶望的でポイント争いは不可能な状況に陥っていたはずです。
RBもチームとして戦うことができれば、
少なくともレース終盤で戦える(フレッシュタイヤで前を終える状態)までは行けたはずです。
>最悪なのは、リカルドはカバーされて角田くんもオフセット作っても抜けなかったパターン。その可能性を回避するにはあの時点がアンダーカット仕掛けるタイミングだったとも言える。
→このパターンは確かにありえるので、リカルドを先にピットに入れたのが失策で、
角田のみアンダーカット狙いでリカルドはステイアウトが最適解だったのかもしれないですね。
一番心配しているのは、
角田もリカルドも全く戦略面で連携しようとしていないように見えることです。
RBの考え方としては、
リカルドはリカルドのレースをして、角田は角田のレースをしようということだと思うのですが、
それではハースにやられるよってことです。
RBもチームメイト同士で連携した戦略立案をしてほしいなと思います。
逆に言えば、ハースはマグヌッセン問題で中途半端にセーブがかかってしまって、
ひどい戦略になっていますね。
それはそれで角田としては助かるのですが、いつまでもそうとは限らないので、、、