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【戦略分析】賛否両論のハース戦略、RBは純粋な戦いでも負けていた【2024 Rd.2 SAU】

【戦略分析】賛否両論のハース戦略、RBは純粋な戦いでも負けていた【2024 Rd.2 SAU】

 上位勢はセーフティカー導入のためほとんど戦略の差がなく、リスタート後はステイアウト税を除いて基本的に何も動きが無いレースになってしまったが、中団グループはこのセーフティカー導入を契機にハースによる戦略が入賞争いを面白くした。この戦略の詳細を解説していこう。

 全ドライバーの全ギャップをグラフ化すると以下のようになる。横軸が周回数で、縦軸がトップとのギャップで、上に行くほどトップに近い。

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  • コメント ( 5 )

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  1. hiro4332

     ルールの穴をつく行為一般を否定するものではないですが、自チームの選手のペナルティ対象行為を戦略に利用したチームが批判されるべきではないというのが、どうにも理解出来ません。今回の件で、抜いた際のオーバーシュートが意図的ではないとしても、ポジションを返さなかった点は故意だと思います。

     例えば、サッカーでは、Aチームの選手がけがをしたのを見たBチームの選手が、意図的にピッチ外にボールを出して試合をとめた場合に、Aチームの選手がBチームにボールを返すことがあります。

     スポーツの世界では、個々のルールの根っこにあるスポーツマンシップに則った、「フェアな行為」が期待されていると理解しています。全部ルールで決めきれないという部分もあると思います。もちろん何がフェアかという問題が生じますが、少なくとも今回のような反則行為の利用がフェアではないことは、大方一致すると思います。

     F1の世界では、スポーツマンシップに則ったフェアな行為を期待するのが間違っており、1つ1つルールの穴を新たなルールで埋めていくしかない、ということでしょうか。
     これがスポーツと言われると正直違和感を感じる部分がありますが、そうだということであれば受け入れる他ありません。

     なお、RBに入賞のペースがなかったことは理解しています。
     また、反則行為を利用した点以外のハースの戦略そのものに問題はない(むしろ素晴らしいと思いました)点も理解しています。

    • MINEOKI YONEYA

      オーバーシュート(してオーバーテイク)した行為に対して、ルール通りのペナルティを受けているので、それを批判すればルールを批判することになります。ペナルティを受け、それを消化すれば、その後に残る「タイム」または「ポジション」でライバルと比較されるのがルール通りであり「フェア」です。
      そういう意味で、今回のマグヌッセンの扱いはルール通りだし(批判されるべきではないというより)「批判はできない」ということです。ルール通りにペナルティを受けても批判されるなら、そのペナルティルールは無意味ですから。

      個人的には、そもそも「ルール違反」をしないフェアプレーを期待していますし、ペナルティを受けた(消化した)からといって元のルール違反が無かったことにはならないと思いますが、それはあくまで個人的な感情論であって、ルールはルールだしルールに照らし合わせればハースの行為は阻止できないと思います。

      多くの人がこれを「好ましくない」と思うなら、よりフェアプレーをさせる(ルール違反をさせない)ためにペナルティを厳罰化するしかないと思います。それが「2回目はピットスルー」とか「3回目は失格」みたいな、タイムペナルティではなくトラックポジションを失う累進的ペナルティの導入だと思います。

      これはフェアプレーというかどこまでルールを最大限に利用して攻めるかという問題で、怪我をしているかもしれない相手選手のためにプレーを止めるというのとはちょっと違うと思います。例えばひっくり返った周冠宇の救助に向かったジョージ・ラッセルみたいに、特別なシーンではそういった「フェアプレー」もあるでしょう。

      個人的には、コース外オーバーテイクにはタイムだけでなくトラックポジションというゲインがあるのですから、タイムではなくトラックポジションでペナルティを与えるべきだと思っています。でなければ、速いクルマはペナルティ前提で抜いていくことができてしまい、これはレースではなくなってしまいますから。

      • hiro4332

        米家さん、ご回答ありがとうございました。貴重なお時間を頂戴してしまいました。
        今回は、私の頭の整理に時間がかかりそうですので、先にお礼を述べさせてください。

        いつも変な質問ばかりですみません。今度どこかの総括でスパチャさせて頂きます(笑)

  2. bando

    まだオーストラリアGPのいろいろなMTG前なので、
    はっきりとは断言できませんが、
    今のところハースがとった戦略は今後も有効という状況だと思います。

    条件が整えばまた同じことができますし、
    そのときはさらにカオスになるでしょうね。

    • MINEOKI YONEYA

      メルボルンのチームマネージャーMTGで問題提起されてレギュレーション調整が話し合われるでしょうね。
      具体策としては、レギュレーションはいじらずに、今後このようなことがあった場合にはISCのスポーツマンシップ規定でドライブスルーを科すなど一定の裁定基準が設けられて、各チームはそれを前提にレースをすることになると思います。

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