【ペース分析】レッドブルとフェラーリの差は0.3秒、第2集団は0.6秒【2024 Rd.2 SAU】

　2024年の第2戦サウジアラビアGPは、ランス・ストロールのクラッシュによる7周目のセーフティカー導入で15台がピットインを済ませてピット戦略の幅がほぼなくなる中、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが開幕2連勝優勝を飾り、セルジオ・ペレスも2位に入って1-2フィニッシュ。SCでステイアウトしたランド・ノリス、ルイス・ハミルトンの処理に手間取ったシャルル・ルクレールはその間にレッドブル勢とのギャップが広がってしまい3位。2周目にフェルナンド・アロンソを抜いたオスカー・ピアストリが4位、アロンソはジョージ・ラッセルを抑え込んで5位。11位スタートのオリバー・ベアマンが順当な戦略で堅実に走り7位入賞を果たした。

　そんなサウジアラビアGP決勝のレースペースを分析していこう。

　全ドライバーの全ラップタイムをグラフ化すると以下のようになる。横軸が周回数で、縦軸がペースで、上に行くほどペースが速い。