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【2022 Rd.20 MEX】C・ホーナー代表「SKYのコメントにマックスが動揺し、我々は一丸となってそれに抗議の意志を示したんだ」

 

ーー『Sky』との間に何が起きているのでしょうか?

「我々は『Sky』での一連の軽蔑的なコメントの数々に落胆している。だから今週末は『Sky』の取材は受けず、ブレイクを置くことにしたんだ。コメンタリーにはバランスというものが必要だ。素晴らしいコメンタリーもあるが、中にはあまりに扇情的なものもあった。だから我々はチームとして一丸となってこれに反対の姿勢を示したんだ」

 

ーー彼らに対して改善を望む意向を明確に伝えたりしたのでしょうか?

「あぁ、イギリスの『Sky』だけでなくドイツやイタリアも含めた全ての『Sky』に対してね。ただし公平性を欠いた一部のコメントやテレビ的な扇情的な表現に対する抗議の意志を示すためのもので、(取材拒否は)今週末だけだ」

 

ーーF1公式の『F1 TV』を通してインタビュー映像などを使用することは可能でしょうか?

「『F1 TV』のコンテンツは使用可能だ。しかし我がチームのあらゆる関係者に対して直接のインタビューは一切受けないことにしている」

 

ーーなぜ今週末だったのでしょうか?

「オースティンでそういったコメントがなされたからよ」

 

ーー今週末のコメントではなく?

「あぁ、今週末ではなくオースティンでのコメントだ」

 

ーー次のサンパウロGPでは?

「次のレースでは通常の取材対応を再開する予定だ。許されないこともあるんだということをチームとして一度明確に示しておきたかったんだ。(ドライバー個人に対するコメントであれ)チームで一致団結してね」

 

ーー報道の自由というものもありますが、なぜこのタイミングで意思表示をするに至ったのでしょうか?

「『盗まれたチャンピオンシップだ』というのは、我々としては公平な解説だとは思えない。公平でもなく、バランスの取れたものでもないと思っているよ」

 

ーー取材拒否をするという決断はどこから出たものだったのでしょうか?

「マックス(・フェルスタッペン)はこの発言に非常に取り乱していた。それに対して我々も同じように困惑していたし、我々はチームとして全面的に支援するつもりだ。だからチームとして今週末は彼らとの関わりを断つという決断を下したんだ」

 

ーー他にも同様の行動を取るチームが出てくると思いますか?

「レッドブルが標的にしやすいターゲットなんだと思うよ。これまでにもいくつか問題はあったが、その都度修正をしてきた。我々が問題だと思うことは伝えたりはしてきたよ」

 

ーー今後こうした報道内容についてのガイドラインが必要でしょうか?

「このF1の世界では常にヘッドラインが貪欲に求められている。だからこそTV放映者にはそこにエサを投入するようなことをしないという責任が求められると思っているよ」

 

 

(text by 米家 峰起 / photo by Red Bull)

 

 

 

 

 

 

  • コメント ( 1 )

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  1. unicorn712

    ホーナーが去年話していた憶測もひどかったですが、フェルスタッペンには同情します。去年までは考えられなかったブーイングや誹謗中傷がありましたから。トトやハミルトンでさえ批判するほどの。
    ハミルトンでさえ、去年のアブダビについては「マックスはドライバーがコース上ですべきことを行っただけ」と語ってましたし。
    イギリスはなかなか攻めたブラックジョークをしますけど、かなり昔に覇権争いをしていたオランダ・フランス・スペイン(いつの時代やねん)に対しては、うーんと思えることがありますね。マクロン大統領がエリザベス女王の国葬でスニーカー履いていたというデマが流れたとき時にも似てますけど、フェルスタッペンがオランダ人だからか、英国の反応が少々過激かと。もちろん、アブダビのレース運営が過ちだったのは言うまでもありませんが。
    ただ、テッドがどのような過程でどう発言していたかまでは把握できていないので、知り合いの川井先輩あたりの意見も伺いたいです。

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