【特別インタビュー】ルイス・ハミルトン「8度目のタイトルを獲得しても引退はしない」

　フェラーリに加入し、2025年型マシンSF-25のシェイクダウンドライブを2月19日にフィオラノで終えたルイス・ハミルトンが、フェラーリの雰囲気やタイトル獲得の可能性、メルセデスAMGのマシンとの違い、40歳を迎える自身のモチベーションなど、シーズン開幕に向けて今の心境を語った（6,069文字）。

ーーイタリア語でも、英語でも構いません。今日SF-25をテストドライブした感想を表す言葉を1つだけ教えてください。

「う〜ん、まだそんなにたくさんのイタリア語を知らないんだ（笑）。何がいいかな……『Good』だから…『Buono』。『Molto buono（とても良い）』。あとは……『Emotional』、イタリア語なら『Emozionante（感動的）』だね」

ーーファクトリーで一緒に働く人々や新しいファンとの繋がりを強めるために、イタリア語を学ぶ必要があると思っていますか？

「その通りだと思う。1997年、僕は13歳の時にイタリアでレースを始め、イタリアのカートチームでレースをしていたから、イタリア語を学ぼうと思ってたんだ。メカニックと一緒に働いているときに、少しでもイタリア語を覚えようとしていた。第2言語を習得することがずっと夢だったけど、英語圏の国にずっと住んでいていると英語以外を使う必要性がないから、新しい言語を学ぶのが少し難しいんだ。でも、あの頃からイタリア語を学ぶことは楽しかったし、まだ完全に勉強し終えていない。言語の練習は大変で、言葉を覚えておくのは難しいけど、少しずつ進んでいるよ。継続は力なりだからね。このファクトリーに来ることで、毎日少しずつ練習ができるんだ。そして、イタリアの文化も素晴らしい。僕はここに溶け込んで、最大限に貢献する努力を惜しまないつもりだということをぜひみんなにも知ってもらいたいよ」

ーーイタリアに来て食事の習慣は変わりましたか？ ピッツァとパスタ、どちらが好きですか？