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REGULAR【連載】

【F1ギョーカイ用語】「PORPOISING(ぽーぽしんぐ)」

 

「PORPOISING(ぽーぽしんぐ)」

 

 これは2022年のバルセロナ合同テストで最もホットな話題となったF1ギョーカイ用語です。というか元々はF1ギョーカイ用語ではなく航空業界・船舶業界などで使われていた用語です。

 

 このギョーカイ用語の元になっているのは「Porpoise」という小型のネズミイルカが海面を上下に泳ぐ様子で、船や航空機、そしてクルマが縦揺れに見舞われて止まらなくなる状態を指すギョーカイ用語として使われるようになりました。F1ギョーカイでは1977年にロータスが78で導入して以来グラウンドエフェクトカーが一大トレンドとなった1982年までに問題となり使われていました。

 

 仕組みとしては、フロア下の気流が加速して負圧が強くなり、マシンが路面に吸い付けられていくのがグラウンドエフェクト。しかし負圧によってマシンが路面に接したり姿勢が変わったりするとフロア下の気流速度が変わり、負圧が減少してマシンが浮き上がります。

 

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