2025
【マシン性能分析】メルセデスAMG最速の理由、角田裕毅大苦戦の理由【2025 Rd.18 SGP】
2025年第18戦シンガポールGPにおける全10チームの各マシンがどんな特性を持っていたのかを、予選パフォーマンスから分析していこう。シーズン後半戦を戦う各チームのハイダウンフォース仕様の競争力を読むことができる。
シンガポールGP予選の各マシンの自己ベストラップの車速データをまとめると、以下のようになる。
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このデータは角田君にはなかなか厳しい現実を突きつけられているように思います.ところで,コーナーの速度はコーナー通貨時の最低速度なのでしょうか?
そうです、コーナーのボトムスピードです。もちろんボトムスピードが速いからといって必ずしもラップタイムが速いわけではないので(ボトムを遅くしても飛び込み重視、立ち上がり重視の方が、コーナーの前後まで含めれば速いこともある)、あくまで参考値のひとつに過ぎませんが、ある程度は傾向を見ることができます。
あと、他のレースのデータと比べて頂ければ分かるかと思いますが、ここまで大きな速度差が出るのはかなり異例なので、この差は「ドライビング」ではなく「タイヤグリップ」の差だと明確に言えると思います。
角田が遅いというより、シンガポールの予選Q2ではタイヤのグリップを充分に引き出せていなかったということが分かるデータです。