【決勝】決勝はやはり1ストップ作戦？ レース中に雨の可能性も？【タイヤ】

　オランダGPには1ステップ柔らかいタイヤが投入され、ピットレーン制限速度が80km/hに引き上げられたことで2ストップ作戦が主体になるかと思われたが、デグラデーションやペースを考慮すると1ストップ作戦が主流になる可能性が高い。

　計算上は2ストップ作戦の方が速いが、オーバーテイクが容易ではなくトラックポジションが重視されるだけに多くのチームが1ストップ作戦に流れると予想される。どのチームもハード（C2）とミディアム（C3）を1セットずつしか残しておらず、予選にC4（ソフト）を5セット使用することを優先したこともその理由のひとつだ。

　しかし土曜の夜から日曜の午前中には雨が降り、その影響がどう出るかによっては臨機応変な対応が求められる可能性もある。

　また、決勝スタートの15:00は降水確率が40％、そしてそれ以降は低下するとされていた予報に反して16:00以降は降水確率60％と予報が悪化しており、レース途中の雨の影響も考えられる。

　ピレリのモータースポーツディレクターを務めるマリオ・イゾラに決勝に向けた戦略予想を解説してもらった。