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【決勝】1周目ターン4、TSU対GASのインシデント徹底解説【2025 Rd.5 SAU】

 サウジアラビアGP決勝の1周目ターン4で角田裕毅とピエール・ガスリーが接触し、両者ともにウォールにクラッシュしてリタイアとなった。

 スチュワード(競技会審査委員会)はこれを「レーシングインシデント」と判断し両者ともにペナルティなしの裁定を下しているが、このインシデントと裁定理由を詳しく解説しよう。

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  • コメント ( 33 )

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  1. hirachan100

    とてもわかり易い解説ありがとうございます。
    個人的に、角田選手が1周目インシデントに巻き込まれ気味な印象が有ったので、目先の功を追いすぎてレース全体やシーズン全体を俯瞰した視点を失ってしまった結果なんだなと納得しました。

    先週は、1コーナーで引いてたのになぁって思ったんですよね。
    想定以上に乗れてるので欲が出てしまうのは仕方ないですが、相手の有ることとは言え、この様な事が今後無いワンランク上の選手になって欲しいなぁ。

  2. YSugiyama

    リプレイ映像がチラッと出た際に「あっ、TSUあかん」と思える視野の広い感覚が養えたのはF1LIFEのお陰です!
    徹底解説ありがとうございます!!

  3. bando

    ターン1でサインツのインを伺おうとしたところから、ガスリー相手には後手に回っていたので、ガスリーには譲るのもやむなしでしたかね。

    そもそも予選で出遅れているのが根本原因だから、フリー走行から限界を突き詰められる状態になれれば、結果はついてくると思います。

    • MINEOKI YONEYA

      スタート直後のホイールスピンも良くなかったし、ターン1の渋滞で前が詰まっているところで不用意にインを伺ってしまい、ターン2出口のライン取りが厳しくなったのも良くなかったですが、GASもターン2出口は決して良くなかったので、そこはイーブンかなぁ。。。

      • bando

        おっしゃる通りで、状況としてはイーブンで友人同士だから余計な意地がお互いに出たところもある気がします。
        今週はFP2のクラッシュから流れが悪くなりました。

        コメント欄もトゲトゲしていますので、
        ここはぜひ、RB(ブルズ)の戦略解説でヘイトをそちらに流していただけないでしょうか。
        これまでRBにはお世話になったことですし。

  4. jowsjojo

    引いたら引いたで、弱腰って記事がココに載るのよね

    • MINEOKI YONEYA

      他所は知りませんが、ウチはそんなこと書いたことないですよ。「リタイアしない」が最優先事項だというのは当たり前のことなので。この記事にも書いたとおり、トップドライバーもこのターン4をはじめ見えないところで引くべきところは引いています、だから彼らはリタイアしていないのです。

      この記事にある通り、あのターン4は「1台ずつ」が常識だというのを知らない人は、その常識の引く行為を「弱腰」なんて言っちゃうかもしれませんね。逆にここやモンツァ、鈴鹿やバーレーンのような2列で走れるターン1〜2はサイドバイサイドで2列のままライン(インかアウトか)を変えずに走るのが常識ですし。

  5. L30

    予選が5〜6位だったら引いていたんじゃないかと思いました。予選が思わしくなかったというネガをスタートで埋めようという気持ちがあったんじゃないでしょうか。あとはVCARBだったらスタートで頑張らないとその後取り返す手段があまりなかったというのもあるのかな?Redbullだったらスタートで遅れてもレースペースやストラテジーで順位を戻すことが出来るはずだけどまだその環境が身についていないとかかな?

    • MINEOKI YONEYA

      そうですね、予選後のコメントからもちょっと前のめりになっていたように感じられましたね。

  6. yukiGTI

    質問です。「ガスリーに引く意思がなくレイトブレーキングを仕掛けてきた時点で、角田は引いておくべきだった。」とありますが、角田選手が「引く」というのは具体的にどんなドライビングをするべきだったのでしょうか?
    「引く」動作が仮に「フルブレーキング」だった場合、後続のドライバーとの距離によっては追突される可能性もあるのではと思ったのですが…

    • MINEOKI YONEYA

      他コメントにも返信しましたが、GASがターン3で引かずにサイドバイサイドのままターン4へ来た時点で、いつでも引けるようにアプローチの仕方は備えておくべきだったと思います。前にSAIがいてTSU自身が早めに踏まざるを得ない状況でもあったので、GASが狙ってきている時点で2台で並んでT4に入っていかないようなアプローチをすべきだったと思います。

      1周目ですしターン4はハードブレーキングでもないので元々余裕を持ったブレーキングをしていますし、GASの動きを見てもう少し踏力を上げる、もしくは早めに踏むということはできたと思いますし、後続(NOR)もその動きには対応できたと思います。

  7. kzpresents

    映像を見た瞬間、あー、これ米屋さんがいつもやっちゃダメって言ってるやつー、って思いました。
    リタイアしちゃったらなんもならんですよね、、

    しかもレース直後とはいえ、そう言ったことを自覚もしてなさそうだったので、ちょっと残念でした。

    • MINEOKI YONEYA

      あの瞬間は「俺は悪くない」としか考えられなかったと思うんですけど、一旦引いて見た時にどういう感想・思考になっているか、次戦で改めて聞きたいですね。

  8. monmon

    いやぁ本当に残念なレースでした。いや、残念と言う前に終わってしまいましたけれどw
    内容は仰る通りだと思います。
    今何が最優先事項なのか、レースの中でその場その場では瞬時に判断しなければならないでしょうけれど、
    週末を通して気持ちが先走りし過ぎたのでしょうかねぇ。。。

    • MINEOKI YONEYA

      レース週末全体がちょっと浮き足立っていた(結果を焦っていた)ように感じられたのが少し残念でしたね。

  9. tn.

    あそこで引かなかったらガスリーが外に飛んでいかないかぎり当たってるわけだから、行き場がないので僕は悪くないじゃなくて、行き場所ないなら当たるしかないんだから引くべきだったと思えられるかどうかは相当違うかなと思います。引いたら負けとか弱腰とかではなくて、レッドブルに乗ってるんだからアルピーヌくらい抜き返せば良いやって思って欲しい。

    • MINEOKI YONEYA

      あの瞬間的には「引く」という判断は難しかったと思うんですけど、後で見返してみて「こういうやり方なら引けたな」と見直せれば成長できると思いますね。

  10. George Harrison

    素晴らしい解説有難うございます。特に、「結論」の内容は秀逸です。
    全体を破顔する、軸を見失うことなく判断する、ことはレースだけではなく、生きるうえでも大切なごとだと思います。
    角田くんも成長著しいとは言え、まだまだこのような考え方、ものの見方が薄れてしまう瞬間があるでしょう。
    こういうことは年齢とは関係なく、経験によるところが大きいと思うので、今回のことに学んでさらに成長してほしいと思います。
    こういったことを考えさせてくれる角田くんとよねやさんに感謝するばかりです。

    • MINEOKI YONEYA

      でもこういう事象からすぐに見直して改善・成長できるのも角田くんの長所だと思うので、そこに期待ですね。

  11. George Harrison

    「破顔」ではなく「俯瞰」でした。
    申し訳ございません。

  12. combatwombat

    難しいところですよね。トップドライバーは引き際が分かっているというのはおっしゃる通りだと思うのですが、それはドライバーの意識だけの問題だけではなく、

    ・そもそも前で走っているとそういう場面に遭遇しづらい(遭遇した場合も、そもそも相手もトップドライバー)
    ・抜かれてもそこで評価を落とさない(チームや世間から信頼されている)という自信がある
    ・抜かれても後からまだ抜き返せるという自信がある
    ・クラッシュをギリギリ回避できる車のコントロール(技術と自信)がある

    など様々な要因があるような気がします。上記全てひっくるめて「トップドライバー」たる所以なのかもしれませんが。角田選手に関しては、今後のポテンシャルはあるとしても、そこまで到達するまでの道のりはまだまだ長そうですね。それこそマックスですらCrashtappenっと呼ばれていた時期があるくらいなので、まだまだ若い角田選手がトップチームで経験を順調に積んでいって、どこまでトップドライバーに近づけるかが楽しみです!

    • MINEOKI YONEYA

      本当にその通りです。そのためには予選向上、そのためにはマシン習熟なので、だからこそ今回の決勝も「目の前のポジション」ではなく「1周でも多く走り込むこと」の方が大切だったと思います。

  13. みっつぃ〜

    以前から言われている通り走り切る事が大事ですよね。
    その点でとても残念でしたし、角田が当てちゃってるように見えたので、インシデントで片付いてラッキーだったと思っています。
    罵り合いになってないから、お互い引いた方が良かったなと反省してる事を期待してます。
    とにかく怒涛の3連線お疲れ様ですね。

    • MINEOKI YONEYA

      今回はFP2でやっちゃっていただけに、決勝は目先のポジションではなくもっと長い目で見て1周でも多く走り込むことを優先してもらいたかったですねぇ。。。

  14. Runbe

    この文章を角田くんに読んでほしいぐらいですね。
    米屋さんが以前、角田くんに苦言を呈することができる人がいないことを危惧されてたと思うのですが、
    心配が現実担ってしまい残念に思います。

    前回まではリスクマネジメントができてたと思うのですが、FP2やQ3の失敗を取り返そうとしすぎたのか、TAROノートの「ユ」問題のせいなのか。。

    いずれにせよ今角田くんが置かれてる環境はものすごい厳しいものですが成長するには最高のものだとも思うので、
    マックスのように米屋さんにマックスがこんな場面でクラッシュするわけがないからと言わしめるようなトップドライバーになってほしいものです。

    • MINEOKI YONEYA

      まぁ今回は相手がGASだったこともあり強弁もしていませんし、次のレースまでの時間もあり、わりと冷静かつ客観的に見直せるんじゃないでしょうかね。ああ見えて頑固ではなく、人の意見には素直で柔軟性があるのも角田くんの長所だと思いますし。

  15. bbyuki22

    米家さんの解説と皆さんコメント読んでいて、トップチームのセカンド思い浮かべると、ピアストリ・ハミルトン・アントネッリ・角田君ってすごくないですか、ここに日本人がいる事が
    角田君にはドライビングでも、精神的にも本物の一流になって欲しいです
    みんなで応援しましょう。その日が一日でも早く来るように

    それにしても、ピアストリってすごくないですか?
    何時か負かしてくれ角田君!

    • MINEOKI YONEYA

      いやほんと、トップチームで走るドライバーというのは「速さ」だけではなくあらゆる要素がすごいです。その中でやりやすいチーム、やりにくいチームもあると思いますし、チームメイトがフェルスタッペンというのはかなり「やりにくいチーム」ですが、ある意味で最初は勝てなくて当然、0.2〜0.3秒差なら「すごいじゃん」と言ってもらえる環境でもあるとポジティブに捉えることもできるかと思います。

  16. hiro4332

    米家さん配信ありがとうございます。
    記事の内容素晴らしいと思います。

    その上で1点だけ気になっているのが、他の方も書かれていますが、
    後続車との関係で、角田選手はあの状況でガスリーに譲れるだけのブレーキを踏めたのか、という点です。

    後ろにノリス選手?もいたと思いますし、
    角田選手視点では(え、ターン4なのにガスリー引かないの!?)となり、とっさの判断が求められる場面だったと思います。それでもなお引くべきだったという結論は十分に理解できるものの、その難易度は結構高かったのではないか…とも感じます。

    ターン4での事故を避けるには、その手前で隊列を整える方がリスクは低いと思うので、
    ガスリー選手の方が、事故を防ぐ選択肢は多かったのかな、という気はしています。

    • MINEOKI YONEYA

      もちろん正確なことは言えませんが、私が指摘しているのは「ターン4へのブレーキング」ではなく、それ以前の「GASが引かなかった時点」です。
      それも非常に短い時間で難しい判断だったと思いますが、GASが引かずにレーシングライン上で並びかけてきた時点で、「ターン4へのブレーキング」へのアプローチの仕方(=リスクを負うレベル)はもう少しケアできたのではないかと思います。

      あの瞬間は「そんなの無理だろ」「なんで俺が引かなきゃいけないんだ」とTSU自身も思うでしょうが、全体を見返してみて「引いておくべきだった(NORなどに追突されないかたちでこういう引き方ができた)」という思考ができなければ、トップドライバーにはなれないと思います。

      ライブ配信では語りましたが、角田くんは(口ではそう言いつつも)それができるドライバーだと思いますので、敢えてこう書かせて頂きました。

      ※もちろんGASがその手前で譲るべきだったのはこの記事にもある通りです。が、GASが引かなかった時点でTSUは事故を避けるために対処が必要なシチュエーションになっていて、そこで何ができたのかという話ですね。

      • hiro4332

        追加のご解説ありがとうございました。

        ようやくスッキリしました。
        より手前である並んでいる時からでしたら(それでも余裕はないでしょうが)、
        隊列を整えつつ事故を防ぐ対応は可能だったということですね。
        一部誤解していました。

        確かに、そうなると早いタイミングで引くことになるので(なんで自分が引かないといけないのか?)という心情は理解できる。しかし、そのタイミングでも引いてポイントを持ち帰るチャンスを残すか、ひかずにレースを失うリスクを高めるか・・・と言われると、確かに前者だと思いました。

        TPCもよい経験になると思いますので、まさに「強くなって戻ってくる」を実践してくれると願っています。

  17. kimika127

    個人的には、角田は鈴鹿バーレーンで今までのセカンドドライバーとの違いを示せた、だからぼちぼち結果出していかないと、という段階でこのサーキットだったのがちょっと不運だったかなと思っています。クラッシュしやすいサーキットで予選で中団に飲まれているので、この辺りはホーナーやリチャード・ウッド、フィジオ、セラピストが角田をケアしてあげたらよかったのかな、とも思います。
    また角田がトップドライバーになることもそうですが、ガスリーにしても相手がフェラーリハミルトン、マクラーレンノリスと競っていたらターン2からターン4を「どうせその前のウィリアムズ(本来のアルピーヌの相手)も抜かれてしまうから」という判断でもっと落ち着いて対応したのかなぁ、角田(というかレッドブルのセカンドカー?)は中団チームから戦う相手と思われてるのかなぁ、みたいなのも感じたりしました。
    やっぱり表彰台、優勝という結果が続かないと中団からそう見られてしまう、ということも踏まえて、ぼちぼち結果出していかないと、と心の奥底で焦ってしまっていないかな、と心配しています。

    • MINEOKI YONEYA

      まだ焦るタイミングではないし、本人もそう言っているので大丈夫だと思いたいですね。
      ただサウジの週末はちょっと前のめりというか、レッドブル昇格からの緊張感みたいなものがちょこちょこ切れていた気はします。
      予選アタックの時のバイアスオフセット・リセットのリマインダー忘れに対するトゲのある言い方とか。エンジニアも忘れてたけど、人のせいにするなよ、と。

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