【金曜】角田裕毅、痛恨のミス。慣れた頃の落とし穴に嵌る【2025 Rd.5 SAU】

　サウジアラビアGP初日の角田裕毅はFP1でマックス・フェルスタッペンと0.003秒差の10位、FP2では0.416秒差の6位となったが、ミディアムでの確認走行後、ソフトタイヤでのアタックラップは1周目に決められず2周目でのタイム記録となった。

　これはアウトラップでタイヤを温めるための前寄りのブレーキバランス「オフセット+2」の設定を、アタックラップに入る際に戻し忘れていたため。メインストレートでレースエンジニアのリチャード・ウッドが「バイアスオフセット」と注意したものの間に合わず、角田は想定よりもブレーキが前寄り過ぎてオーバーシュート。「言うのが遅すぎる」と角田は不満を伝え「いつもリマインドしてくれ」とエンジニアに要求を伝えた。