2024
【決勝】ピットストップ分析:22周目5台同時ストップの逆転劇、最大の要因は?【2024 Rd.4 JPN】
第4戦日本GP決勝において、22周目に5台が同時にピットインする場面が発生。この中で角田裕毅が4番目からトップにジャンプアップして10位入賞を果たす大きな原動力となった。
このピットストップについて、何がどう速かったのかを分析していきたい。
まずは、日本GP決勝での全ピットストップ(計36回)の静止時間をまとめると以下のようになる。
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RBのピットタイムが際立って良いものでなかったことは確かで、改善努力はもちろん必要です。
戦略の改善も同様でしょう。
ただ、同時ピットした前3台を抜いて、後1台をおさえたのですから、十分賞賛に値すると思います。
角田くんもアンダーカットされたことには改善の必要性を語っており、RBが今後ますますチーム力を向上してくれることを願います。
「同時ピットした前3台を抜いて、後1台をおさえたのですから」というのが幸運による結果論でしかないので、賞賛には値しないと思います。
前3台が普通のピットストップをしていたら逆転はできていないので、これを賞賛するのは「前3台のミスを賞賛する」のと同じでおかしな話ですから。
シンプルに、2.76のピットストップを「賞賛」するか「賞賛しない」かというだけの話です。「賞賛に値しない」と言えば「全然ダメ」という意味になりますし、私はそんなことは書いていません。
私は逆転できようができまいが2.76秒なら「賞賛しない」(悪いとは言わない、平均よりやや遅いだけなので)、あなたは「逆転できたから賞賛する」。
考え方が違うね、というだけで、どちらが正しいとか正しくないではないのです。
ピットレーンの滞在時間には、
ピットレーン入口でのブレーキングとピット出口での加速が反映できません。
そのあたりが反映できるとより正確なドライバーのスキルが見れるのかなと思いました。