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【決勝】角田裕毅対マグヌッセンのバトル解説、最大の問題は29周目のターン2【2024 Rd.2 SAU】

 第2戦サウジアラビアGP決勝で問題となったケビン・マグヌッセンの角田裕毅に対するバトルだが、ペナルティを科された状況でのバトルや抑え込みは現行ルールでは規制することができない(ペナルティが勝負権を奪うのではなく、あくまで罰則であり、それを上回るアドバンテージを築けば勝ったことになる)。

 しかしその一方で、マグヌッセンのドライビング自体に対する疑問は残る。スチュワードの審議および裁定、そして角田裕毅はどのようにこれに対処すべきだったのか、解説しておこう。

 映像はYouTubeのF1公式チャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=40VsTYaaWN8)にてご確認頂きたい。

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  • コメント ( 7 )

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  1. Kachaaan

    これに関してはレースの時からなぜペナルティが出ないのか謎だった。

    • MINEOKI YONEYA

      TSUがターン2の出口に向かってアウトに振ったことで「諦めた」→「MAGがコース全幅を使った」→「TSUは後ろから追いかけようと自分ではみ出た」と解釈できなくもないんですが、少なくとも「NOTED」、そして審議を行なった結果「お咎め無し」の裁定になるなら、そこに「理由」が文面で明確に説明されるので、納得感は高くなると思うんですけどね。

      よく見ればMAGはターン2イン側の白線を4脱しているようにも見えるので、どちらにしてもアウトな気がしますが。

  2. yohn58

    いつも的確な解説ありがとうございます。この趣旨を角田君本人とFIAに提訴するとしているRB首脳陣は理解しているのでしょうか?

    • MINEOKI YONEYA

      RBは今後のルール改定について「話し合う」とは言っていますが、新たな裁定や裁定の取り消しを求める「提訴」をするとは言っていないと思います。
      「提訴」と報じているのは何の取材も裏取りもしていないごく一部のクソみたいなスポーツ新聞のコタツ記事だけではないですかね?
      少なくとも私は彼らに「提訴」の意思があるとは聞いていません。
      まぁ、こういうリザルトになったからにはMAG/HULが失格になったとしても利益を得るのは11位のウイリアムズなので、「提訴」はあり得ないんですけどね。

      • yohn58

        確かに提訴はあり得ないですね。
        『Driving Standards Guidelines』の2024年規定も含め、こうした部分をクリアに説明することこそ、今のレースディレクターやスチュワードに求められることではないだろうか。
        には激しく同意します。

  3. bando

    notedになるものとならないもの、など判断がブレブレに感じますね。
    また、notedになるタイミングも遅いことがしばしば。

    こういうときに、チームとスチュワードの交信記録とか出してくれると、ファンも楽しめるし納得感が増すと思うのですが。

    サッカープレミアリーグでは、
    VARで明確な誤審があった際に、レフェリーとVARとの交信が公開されたことがあります。
    公開そのもので失われた結果が取り戻る訳ではないですが、今後の再発防止に向けた取り組みが加速したことは間違いないです。

    F1はそのあたりの情報公開が遅れているように感じます。
    審議になるかならないかなど、ずっと同じことが話題になっては曖昧なまま、しっかりとした議論がなされず(少なくとも外部からは議論されている様子が窺えず)、解決策が見出されないまま次のレースがきて、次のシーズンが来ます。

    FIAの姿勢も改善の余地があると思いますが、
    チーム側から、起きた事象に対して公式見解を引き出す努力も同様に足りていないように感じます。
    角田マグヌッセンの押し出しなど、公式見解を引き出すべき事案だと思うのですが、そういった動きが見られないのは残念です。

    • MINEOKI YONEYA

      F1に限らずレースは「プレーを止める」ということができないので、サッカーや野球と直接比較はできないと思います。審議に使われるデータや映像も多いですし。
      だからこそ、レース後にインシデントや審議については詳しく情報を公開する、もしくは取材の機会を設けてもらいたいなと思います。
      チャーリーやマイケル・マシの時にはレース後にレースディレクター囲みをやっていたし、伝える側の勉強という意味でもすごく有意義だったと思います。
      ニールス・ウィティヒも聞けば丁寧に教えてくれるんですが、何かあったときに絶対に会えるわけでもないですからね。

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