【特別レポート】高速コーナーの遅さは「ホンダPUの重心が高いため」の真実

　イギリス発の一部報道で、マクラーレン・ホンダの高速コーナーでの性能不足はパワーユニットの重心高と重量に原因があるとの記事が流れた。おそらくは鈴鹿での惨敗を受け、車体のみに批判が集まることを懸念したチーム側マネージメント陣からの情報操作によるものだろう。

　確かにホンダのRA616Hが重く、昨年型と較べても重心が高くなっているのは事実だという。鈴鹿に展示されたRA616Hのショーモデルを見ても、ICEの上にマウントされたTCやMGU-H、プレナムチャンバーなどの“上もの”が大きくなっているのが分かる。