F1リアルスコープ

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 F1の表彰台で使われるシャンパン(正式表記はシャンパーニュ)と言えば、かつてはモエ・エ・シャンドン、2000年代に入ってからはマム・コルドンルージュでしたが、2017年ハンガリーGPから新たに『CARBON』というシャンパンがオフィシャルサプライヤーとして使われるようになりました。

 

 マムが外れて以来、シャンドンが使われていたF1の表彰式ですが、シャンドンはシャンパーニュ地方で特定の製法で生産されたものではないためシャンパーニュの名称は使用できない“スパークリングワイン”であるため、表彰式のシャンパンファイトの際にも「シャンペ〜ン!」ではなく「セレブレイショ〜ン」というアナウンスになっていました。

 

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 今年はそのシャンドンもオフィシャルサプライヤーではなくなり、開幕当初はシャンドンが継続して使われていたものの第5戦スペインGPでは「BARCELONA 2017」というオリジナルのラベルになり、第6戦モナコGPで『CARBON』が登場。以来このシャンパンが表彰式で使われ「シャンペ〜ン!」のアナウンスが復活、ハンガリーGPで晴れてオフィシャルサプライヤーとしての契約発表となりました。

 

 その『CARBON』の表彰式で使われる特別仕様ボトルをチェックしてみましょう。

 

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 表彰式で使用される3リッターのマグナムボトルは迫力満点。さらに表面がツヤのあるカーボン地になっていますが、実はこれは本物のカーボンファイバーが使用されています。とはいってもカーボンでボトルを作っているのではなく、シャンパンの封入されたボトルにカーボンファイバーで外装を施しているもの。

 

 関係者によれば、この開発には4年を要したといい、製造には21もの工程が必要で、1本のボトルを製造するのに熟練工の手でも1週間もかかるのだそうです。

 

 元々は19世紀から続くワイナリーの5代目アレクサンドレ・ミアさんが2011年に新たなラインとして発売したのが『CARBON』。中身は2009年ビンテージのBlanc de Blancs Grand Cru Millesime(シャルドネ種100%のグランクリュ)で、お値段は1本2100ユーロ(約27万円)。

 

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 表彰式で使用されるボトルには、1位・2位・3位のそれぞれのナンバーと、チェッカードフラッグ、そして写真ではF1ロゴとなっているところに開催国の国旗が描かれています。

 

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 巨大なラベルにはF1のオフィシャルシャンパンであることを示すロゴが。優勝者用のボトルには金色、2位は銀色、3位は銅色のラベルとなっています。市販品はカーボン地を生かしたシンプルで高級感あるデザインですが、表彰式で使われるものは宣伝効果も考慮して側面に大きく「CARBON」の文字が白字で刻まれています。

 

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 正式発表となったハンガロリンクの日曜午前のパドックでは、簡単なレセプションパーティが開かれていました。もちろんCARBONのシャンパンも振る舞われていました。肝心のお味の方は? すみません、僕はお酒を飲まない人間なのでさっぱり分かりません……。

 

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 しかし、事前にあまり冷えていなかったのか、パドックのプールに沈めて冷やされていたのを見付けてちょっと興ざめしたのはここだけの話です(苦笑)。これはちょっとエレガントではありませんでしたね……。

 

 パドッククラブからスイーツとともにホスピタリティスタッフが提供しにしていたことからも分かるように、パドッククラブのお客様は無料で堪能することができます。もちろん、しっかりと冷えたものが提供されると思います(苦笑)。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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